京都聖母学院小学校

京都聖母学院小学校の2コースを比較。総合フロンティアコースと国際コースの違いをわかりやすく解説

2つのコースの違いは、英語の量だけでは見えてきません。

京都聖母学院小学校を考えるとき、総合フロンティアコースと国際コースの違いを早めに整理しておくと、学校の見え方がかなりはっきりします。名前だけを聞くと、総合フロンティアコースは一般的な学び、国際コースは英語が強い学びという受け取り方になりやすいです。ただ、実際はそれほど単純ではありません。どちらのコースにも、カトリック校としての心の教育が流れていて、人を大切にすること、考えを言葉にすること、社会の中で自分の役割を見つけることが共通の土台になっています。

そのうえで、総合フロンティアコースは、日本語で考え、深め、組み立て、社会につなげていく学びに重心があります。国際コースは、英語を教科として学ぶだけでなく、英語を使って理解し、伝え、関わる毎日を積み重ねる設計です。どちらが上かではありません。子どもがどんな環境で自信を持ちやすいか、どんな言葉の世界で育つと力が伸びやすいかを見ることが、この学校では大切です。

まず見ておきたいのは、2つのコースに共通する土台です。

京都聖母学院小学校のコース選びでは、違いばかりを急いで見ると、大事な芯を見落としやすくなります。学校全体では、建学の精神にもとづく心の教育がはっきりしていて、「祈り」「命」「仲間」「学び」の4つのプロジェクトが学校生活を支えています。つまり、どちらのコースに進んでも、知識だけを積み上げる学校生活ではありません。感謝すること、相手を思いやること、役割を引き受けること、自分の考えを人に伝えることが、毎日の中に入っています。

さらに、学校は両コースに共通して、コミュニケーション力、テクノロジー力、クリティカルシンキング力を育てる方針を示しています。クリティカルシンキングとは、与えられた情報をそのまま受け取るのではなく、比べて考え、筋道を見つけて判断する力のことです。未来を生きる力をどう育てるかという視点が、コース分けの前から学校全体に流れています。

このため、コース選びは、英語があるかないかだけで決める話ではありません。どちらのコースも、伝える力や考える力を育てる学校です。その上で、何語を中心に学びを深めるのか、どの場面で自分らしさを出しやすいのかが分かれていく、と受け止めるとわかりやすいです。

総合フロンティアコースは、考える筋道を育てながら、未来に届く学びへつなげます。

総合フロンティアコースは、学びで未来を切り拓くコースとして紹介されています。ここで大切にされているのは、学習習慣をつけながら、変化の多い時代にも対応できる確かな学力を育てることです。ただ覚えるだけではなく、相手の考えを聞き、自分の考えを組み立て、深め合う力まで含めて育てていく点に、このコースの個性があります。

総合フロンティアコースの中心にあるのは、深める学びです。

学校の案内では、柔軟な思考力の育成が大きな柱として示されています。情報を集めて整理すること、分析して考えること、課題に対して自分なりの見方を持つことが重視されています。読書や作文、対話を通して日本語の力を育てることも、このコースの大きな特徴です。日本語でしっかり考えられることを土台にして、社会や世界に向かって学びを広げていく流れが見えます。

算数でも、答えを出す速さだけでなく、見通しを持って考えることや、集めた情報を表やグラフで表すこと、相手を意識して発表することが重視されています。つまり、総合フロンティアコースは、教科ごとに切れた学びではなく、考えることと伝えることをつなげながら進むコースです。

作ることや試すことが、学力の外側ではなく中にあります。

このコースでは、挑戦を楽しみながら繰り返すことも大事にされています。作ること、育てること、試すことを多く経験しながら、新しく発見する力や、発想を広げる力を育てます。プログラミング教育もその流れの中にあり、答えを覚えるためではなく、試行錯誤しながら考えを形にする経験として置かれています。

ここでいうプログラミングは、難しい技術を早く身につけることが目的ではありません。順番を考えること、やり直しながら完成に近づけること、自分で考えた工夫を形にしていくことが大切です。家庭でも、うまくいかなかったときにすぐ正解を教えるより、「どこまでは合っていたかな」「もう1回試してみようか」と声をかけるほうが、このコースの育ち方に合いやすいでしょう。

最近の学校発信を見ると、総合フロンティアコースの広がり方がよくわかります。

2026年3月には、6年生総合フロンティアコースの「English Frontier Day」が公式サイトに掲載されています。総合フロンティアコースだから英語が弱いという見方ではなく、日本語を土台にしながらも、英語で表現する機会を持ち、外へ向けて学びを広げていることがわかります。5年生の新聞づくりの出前授業や、ものづくりから経済を学ぶ活動も紹介されており、社会との接点を持ちながら学びを深めるコースであることが伝わってきます。

このコースが合いやすいのは、ことばで考える時間が力になりやすい子です。すぐに答えることより、見たことや感じたことを自分の言葉で整理しながら進むほうが、安心して学べる子には向いているでしょう。

国際コースは、英語を学ぶのではなく、英語で学びながら伝える毎日をつくります。

国際コースのいちばん大きな特徴は、英語を教科として学ぶ時間だけでなく、教科を学ぶ言語として英語を位置づけていることです。多くの教科を英語で学ぶことで、英語に日常的にふれる環境をつくり、実践的な英語力の基礎を自然に身につけていく設計です。ここでいう実践的というのは、単語をたくさん知っていることだけではありません。理解すること、考えを伝えること、相手とやり取りすることの中で英語を使うという意味です。

国際コースの強みは、英語が生活の外側に置かれていないことです。

学校の案内では、多くの教科を英語で学習すると明記されています。さらに、週4から5時間の英語の授業があり、「聞く」「話す」「読む」「書く」の4つの領域をバランスよく学びます。個人のiPadを使ってプレゼンテーションを作成したり、毎日の家庭学習につなげたりする取り組みもあり、英語が授業時間だけで切れないように工夫されています。

時間割の例を見ると、1年生でも英語の授業が複数入り、6年生になると英語で行う授業がより広がっています。これは、英語を早く覚えさせるためだけの仕組みではありません。子どもが、英語を通して考えることに慣れ、伝わる喜びを持てるようにするための設計だと見るほうが近いです。

国際コースのもう1つの柱は、異文化を理解する心です。

国際コースでは、さまざまな文化や習慣、価値観を持つ人々と心を通わせることも大きな目標として示されています。複数の国籍のネイティブ講師と日常的に関わる中で、多様性を尊重する心を育てることが重視されています。英語が上手に聞こえることだけが価値ではなく、違いをこわがらず、人と関係をつくっていくことまで含めて学びにしている点が、このコースの独自性です。

2026年2月には、4年生の韓国啓聖小学校との国際交流や、その事前学習の様子が学校サイトに掲載されています。英語学習を教室内だけで閉じず、国や文化の違いに出会う場へつなげていることがわかります。英語が話せる子を育てるというより、英語を通して世界と関われる子を育てるコースだと言えます。

入学前の英語経験がなくても、不利と考えなくて大丈夫です。

国際コースを考えている家庭がいちばん気にしやすいのは、入学前にどれだけ英語をしておくべきかという点です。京都聖母学院小学校のよくある質問では、国際コースを希望していても、入学前に英語を習う必要はないと案内されています。また、2つのコースは併願が可能で、適性検査はどちらも同じ内容で、英語の試験はありません。これは、国際コースだから英語経験者だけを前提にしているわけではないことをはっきり示しています。

ただし、入学後の家庭学習への協力は求められています。ここは大切です。入学前に先取りしなければならないという意味ではなく、入学したあとの積み重ねを家庭でも支える姿勢が必要だということです。家庭では、発音の正確さを急ぐより、「聞こえなかったら、もう1回聞いてみようね」「短くても自分のことばで返してみようね」といった声かけのほうが、このコースには合いやすいでしょう。

迷ったときは、英語が好きかどうかより、どちらの場で力が出やすいかを見るほうが合っています。

コース選びでありがちな迷いは、英語が得意そうなら国際コース、そうでなければ総合フロンティアコースという分け方です。ただ、この分け方だけでは、子どもの本当の相性は見えにくいです。国際コースが合いやすいのは、英語の経験がある子に限りません。知らないことばに出会っても、まねしてみようとする子、聞こえた音をそのまま口に出すことに抵抗が少ない子、人とのやり取りの中で力が出やすい子には向いているでしょう。

一方で、総合フロンティアコースが合いやすいのは、日本語だけが得意な子という意味ではありません。考えを自分の中で一度整理してから伝えたい子、見たことを言葉で組み立てると安心できる子、読んだり書いたりする中で理解が深まる子には、こちらのリズムが合いやすい可能性があります。

ここで少し視点を変えると、コース選びは能力の比較ではなく、安心して伸びる場の選択だと考えられます。子どもは、得意なことが先にあるから伸びるとは限りません。居心地のよい学び方に出会うことで、力が後から形になることも多いです。だから、家庭では「どちらが有利か」より、「どちらの1日なら笑顔で通えそうか」を先に考えるほうが、結果としてぶれにくいでしょう。

受験準備では、コース別の先取りより、共通の土台を育てるほうが大切です。

京都聖母学院小学校の受験では、A日程もB日程もC日程も、考査内容は適性検査と親子面接です。英語試験がない以上、国際コースを目指すからといって、英語の暗記を急ぐことが最優先になるわけではありません。むしろ、どちらのコースにも共通する土台をどう育てるかが大切です。

家庭で育てたいのは、自分の気持ちをまっすぐに言えることです。

たとえば、うれしい、困った、ありがとう、ごめんなさいを自然に言えることは、この学校ではとても大事な土台です。親子面接でも、きれいに答えることだけが求められているわけではありません。相手の話を聞けること、落ち着いて返そうとすること、自分の言葉で伝えようとすることが見えやすい学校だと言えます。

家庭での声かけも、少し変わります。「早く答えて」より、「自分ではどう思ったの」「そのとき、どんな気持ちだったの」と聞いていくほうが、子どもの言葉が育ちます。うまく言えなかったときも、「言い直してみようか」と受け止める時間が、あとで面接や学校生活につながっていきます。

国際コース志望でも、総合フロンティアコース志望でも、日常の質は共通です。

国際コースを考えている家庭でも、アルファベットをたくさん覚えることより、人とやり取りする楽しさを持てることのほうが先です。総合フロンティアコースを考えている家庭でも、知識を増やすことより、考えたことを自分の言葉で言えることのほうが先に土台になります。食事の前後のあいさつ、話を最後まで聞くこと、役割を途中で投げ出さないこと、誰かに気づいて動けること。こうした小さな積み重ねが、どちらのコースにもつながっています。

学費の違いも、教育内容と合わせて見ておくと判断しやすくなります。

2026年度新入生の案内では、入学金は両コースとも150,000円です。年額は、総合フロンティアコースが授業料450,000円、教育充実費180,000円、施設設備費63,000円、保護者会費18,000円です。国際コースは授業料540,000円、教育充実費234,000円、施設設備費63,000円、保護者会費18,000円です。制服やかばんなどの制定品は約150,000円と案内されています。

ここでも大切なのは、差額だけを切り出して見ることではありません。国際コースは、多くの教科を英語で学ぶこと、週4から5時間の英語授業、iPadを活用した表現学習や毎日の家庭学習など、教育の組み立てそのものが異なります。その違いを家庭がどう受け止めるかで、費用の見え方も変わってきます。数字だけで判断せず、6年間の学び方と合わせて見ることが大切です。

京都聖母学院小学校の2つのコースは、進路の分岐ではなく、育ち方の分岐です。

総合フロンティアコースは、日本語を土台に、考える力、作る力、伝える力を深めながら、未来へ広げていくコースです。国際コースは、英語を日常の道具として使いながら、伝え合う力と異文化を受け止める力を育てていくコースです。どちらにも、心の教育と人との関わりを重んじる京都聖母学院小学校らしさがあります。

だから、選ぶときに大事なのは、どちらが立派に見えるかではありません。子どもがどちらの空気の中で、自分らしく声を出せそうかです。総合フロンティアコースでことばを育てながら広がる子もいます。国際コースで英語をきっかけに世界へ向かう子もいます。見学会や説明会では、名前の印象より、子どもの表情を思い浮かべながら、6年後の姿が少しでも見えるかどうかを大事にすると、判断軸がぶれにくくなるでしょう。

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参考文献。

京都聖母学院小学校 2つのコース。

「コミュニケーション力」「テクノロジー力」「クリティカルシンキング力」を両コースで養う方針が確認できます。

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京都聖母学院小学校 総合フロンティアコース。

柔軟な思考力、創造性、コミュニケーション力をどう育てるかが具体的に示されています。

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京都聖母学院小学校 国際コース。

多くの教科を英語で学ぶことや、週4から5時間の英語授業、iPadを活用した表現学習が確認できます。

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京都聖母学院小学校 よくある質問。

国際コースでも入学前の英語学習は必須ではなく、両コースの併願が可能で、英語試験がないことを確認できます。

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京都聖母学院小学校 入学案内。

2026年度入試日程、考査内容、学費の内訳を確認できます。

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文部科学省 小学校学習指導要領解説。

学校ごとの特色ある教育課程が、学習指導要領にもとづいて編成される考え方を確認できます。

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