帝塚山学院小学校

帝塚山学院小学校の英語教育と放課後を解説します。TSSとTASCに見る学びの広がりとは

帝塚山学院小学校の英語と放課後は、できる気持ちを毎日の中で育てる仕組みです。

帝塚山学院小学校の魅力を英語教育と放課後の広がりから見ると、この学校が大切にしているものがよく見えてきます。目立つのは、英語の時間が多いことだけではありません。話してみようとする気持ちを育てることと、放課後まで含めて子どもの学びを生活の中で続けやすくしていることです。

小学校受験を考える家庭では、英語に強い学校かどうかで見たくなりやすいです。ただ、帝塚山学院小学校らしさは、早く難しい英語を入れることより、子どもが止まらずに学び続けられる流れを整えているところにあります。ここが見えてくると、受験準備の考え方も変わってきます。

この学校の英語は、先に正しさを求めるのでなく、先に動ける気持ちを育てます。

帝塚山学院小学校の英語教育で印象的なのは、「I can do it!」という言葉です。これは、ただ元気よく言わせる合言葉ではありません。やってみようと思えること、自分にもできるかもしれないと思えることを、英語学習の出発点に置いているという意味合いが強いです。

そのため、最初から完璧な発音や速い返答だけを求める形にはなっていません。学校の案内では、ネイティブ教員5名と日本人教員4名の9名体制で英語教育を行い、授業ではネイティブ教員と英語科教員の2人で進める場面も示されています。英語を聞く時間と、意味をつかんで安心して動ける時間の両方を確保しやすい形です。

英語を学ぶのではなく、英語でやってみるところまでつないでいます。

低学年から中学年では、身体を動かしたり、遊びの要素を入れたりしながら、英語に親しむ会話クラスが組まれています。ここで大切なのは、英語を知識として覚える前に、音と意味と場面をつなげることです。英語を聞いて、体を動かし、相手とやりとりする。その繰り返しの中で、わかった、通じた、もう1回言ってみたいという感覚が育ちます。

高学年になると、各クラスを2つに分ける少人数の形が取り入れられ、発表やグループワークで1人ひとりが話す機会を持ちやすくしています。これは、英語が得意な子だけが前に出る授業ではなく、全員が自分の言葉を出す授業に近づける工夫です。英語が速く出ない子にも順番が回りやすく、途中で止まっても立て直しやすい環境だと言えます。

会話と読み書きを分けているから、4技能をあわてず育てやすいです。

英語教育の説明では、会話と読み書きを分けて丁寧に育てる考え方が見えてきます。話すことと聞くことだけが進んで、読むことや書くことが追いつかない形ではなく、4つの力を時間差なく育てたい意図が感じられます。4技能とは、聞く、話す、読む、書くの4つです。どれか1つだけではなく、英語を使う全体の力のことです。

この考え方は、家庭にとっても助けになります。家で英語に触れるときに、会話だけ、単語だけ、書くだけとバラバラにしなくてよいからです。音で聞いた表現を、口に出してみる。読んだ単語を、書いてみる。短い文でも、自分の気持ちを伝えてみる。学校の方針と同じ方向で、負担を増やさずに支えやすくなります。

英語のゴールを、点ではなく伝わる経験に置いています。

帝塚山学院小学校では、英語暗唱大会であるレシテーションコンテストや、関西国際空港での英語インタビュー、日本文化を英語で伝えるための英語落語など、教室の外につながる場も用意されています。ここで見えてくるのは、英語を知っているかどうかより、内容を理解して伝えようとしているかどうかです。

受験を考える家庭ほど、英語は結果で見たくなります。何級を持っているか、どこまで読めるか、何語話せるか、という見方です。ただ、この学校の英語は、それだけでは測りにくいです。相手を前にして勇気を出せるか。伝わらなかったときに、言い直せるか。自分なりに工夫できるか。そうした姿が、学校の英語らしさに近いです。

英語の力は見えにくいからこそ、途中の伸びも見えるようにしています。

公式案内では、授業での細かな確認に加えて、TOEFL Primaryで英語力を見える形にしていることも紹介されています。外部の指標を使いながら、自分の位置を知り、次の目標を持てるようにしているわけです。できるかできないかの2つだけで分けないで、今どこまで来たかを見やすくしている点は、家庭にとっても安心材料です。

さらに、学校ニュースでは、2025年10月から4年生と5年生で英語学習支援アプリの活用モデル校として、会話を楽しむ機会を増やす取り組みも紹介されています。直接の会話を大切にする姿勢を変えずに、練習量と動機づけを強めようとしている点からも、英語教育を止めずに更新している学校だとわかります。

土曜日のTSSは、英語を追加するのでなく、英語で学ぶ世界を広げる場です。

TSSは、帝塚山学院土曜学校のことです。帝塚山学院小学校の通常授業とは別に案内されている、土曜日の英語イマージョン・プログラムです。イマージョンとは、英語を教科として学ぶだけでなく、英語を使って他の内容も学ぶやり方です。水の中に入るように、その言葉の環境に浸りながら学ぶイメージに近いです。

公式のTSS案内では、年間30回、土曜日に英語でさまざまな教科を学ぶ形が示されています。しかも、入学前の英語学習は一切必要ないと案内されています。アルファベットから教える前提があるため、最初からできる子だけの場所ではありません。ここが大切です。英語に強い家庭だけが選べる仕組みではなく、学び方に魅力を感じる家庭が検討しやすい仕組みになっています。

TSSの教育内容では、Speaking and Listening、Reading and Writing、Eventが示されています。つまり、話して聞くだけの土曜学校ではありません。読むこと、書くこと、季節行事や体験まで含めて、英語を使う場を広げています。英語が得意かどうかより、英語で関わることに前向きになれるかどうかが伸びやすい土台になるでしょう。

ここで家庭が持ちたい視点は、間違えないことより、止まらないことです。言えなかったら、もう1回言えば大丈夫です。聞き取れなかったら、もう1回聞けば大丈夫です。書けなかったら、言いたいことを短くしてみれば大丈夫です。こうした言葉が、英語の時間に合いやすい支え方になります。

放課後のTASCは、預かりではなく、生活を整えながら学びの土台をつくる時間です。

TASCは、帝塚山放課後クラブです。1年生から6年生までを対象にしたアフタースクールとして案内されています。ここで見たいのは、単に長く預かってくれるかどうかだけではありません。放課後の時間をどう使うかが、かなり丁寧に設計されていることです。

1年生から3年生では、放課後の始まりにまずホームワークタイムが置かれています。その日の宿題に取り組み、学習習慣をつける流れです。その後に遊びの時間があり、さらに多彩なプログラムへ進みます。公式ページでは、計算やそろばん、かきかた、パソコンやアート、理科実験、運動遊び、読書などの実施例が紹介されています。宿題だけで終わらず、遊びと学びの両方を持てるのが特徴です。

4年生から6年生では、学校での学習をより深める方向へ進みます。演習中心で発展的に取り組む形と、宿題中心で基礎を固める形を、1か月ごとに選べると案内されています。高学年になるほど、放課後をどう使うかで差がつきやすいです。その時間を、子どもの状態に合わせて選び直せるのは大きいです。

春休み、夏休み、冬休みの長期休暇にもTASCがあり、季節ごとの体験が用意されています。学校で過ごせることそのものが安心材料ですが、それ以上に、長い休みで生活リズムが崩れにくいことが大きいです。子どもは、生活が回るほど、学びにも向きやすくなります。

帝塚山学院小学校の放課後は、家庭の負担を減らしながら、子どもの集中を守りやすいです。

小学校の1日の案内では、TASCは14時30分から17時45分までのホームワークタイムと放課後クラブ、さらに17時45分から18時30分まで延長預かりが利用できるとされています。共働き家庭にとっては、この時間帯が見えるだけでも、入学後の暮らしをかなり具体的に考えやすくなります。

学校選びでは、授業の魅力が先に目に入ります。けれど、毎日続くのは登校だけではありません。下校後にどこで過ごすか、宿題をどこで進めるか、家に帰ってからどこまで余力が残るかまで含めて、学校生活です。放課後の受け皿がある学校は、子どもの集中を守りやすい学校でもあります。

英語と放課後を一緒に見ると、この学校の輪郭がはっきりします。

一見すると、英語教育とアフタースクールは別の話に見えます。けれど、帝塚山学院小学校では、この2つがきれいにつながっています。英語では、自分からやってみる気持ちを育てる。放課後では、その気持ちが続く生活を整える。学びの中身と生活の受け皿が、同じ方向を向いているのです。

この視点で見ると、帝塚山学院小学校は、英語に強い学校というだけでは足りません。挑戦しやすい学校です。失敗しない子を前提にするのでなく、動きながら育つ子を支える学校です。そこに魅力を感じる家庭なら、受験準備の進め方も、学校選びの基準も、かなりはっきりしてくるでしょう。

家庭で合わせやすい声かけは、短く、前に進める言葉です。

家では、英語を教え込もうとしすぎなくて大丈夫です。「最後まで言えたね」「通じたのがよかったね」「分からなかったら、もう1回聞いてみよう」「うまく言い直せたね」といった短い言葉のほうが、学校の方針と合いやすいです。正しさを細かく直す前に、やってみたことを認めるほうが、次の1回につながります。

放課後についても同じです。「たくさんやらせる」より、「無理なく続く」を大切にしたほうが、子どもの表情は安定しやすいです。英語も生活も、伸びる前に整う時間があります。その整う時間を待てる家庭ほど、帝塚山学院小学校のよさを受け取りやすいでしょう。

帝塚山学院小学校を英語と放課後から見ると、入学後の姿まで想像しやすくなります。

英語教育に力を入れる学校は多いです。放課後の預かりがある学校もあります。その中で帝塚山学院小学校らしいのは、英語を特別なものにしすぎず、毎日の学びの中へ下ろしていることと、放課後まで含めてその学びが続くように組んでいることです。

受験を考え始めた家庭にも、すでに準備を進めている家庭にも、この見方は役立ちます。英語が得意かどうかだけで判断しなくてよいからです。放課後が便利かどうかだけでも足りないからです。子どもが、自分からやってみようと思えるか。その気持ちを毎日の生活で守れるか。その2つが重なる学校かどうかを見ていくと、帝塚山学院小学校の独自性はかなりはっきり見えてきます。

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