昭和女子大附属昭和小学校

昭和女子大学附属昭和小学校の考査対策。聞いて、試して、伝える力を家庭で育てる

昭和小の考査は、知識の量より、動きの質が伝わります。

昭和女子大学附属昭和小学校の考査は、知っているかを確かめる場というより、初めての課題に出会ったときの反応が見えやすい場です。指示を聞き取り、試して、言葉で伝える。この流れが整うほど、当日の力は出やすくなります。

受験準備というと、問題の正解を増やす話になりがちです。ただ、昭和小の選考方法には、国語と算数に加えて、簡単な運動や面接が含まれます。つまり、紙の上だけではなく、聞く、動く、説明するという普段の姿がそのまま出る設計だと言えます。公式の入学案内にも、選考期日や選考方法が明記されています。

覚えておきたい合言葉は、聞いて試して伝えるです。

聞いて試して伝えるとは、指示を最後まで受け取ってから手を動かし、途中で気づいたことを直して、最後に自分の言葉で説明できる状態を指します。ここが安定すると、初めての問題でも固まりにくくなります。

家庭での準備は、難しいことを足すより、手順を短い言葉にする練習が効きます。作業を始める前に、最初に何をするかを言ってみる。やってみたあとに、次はどうするかを言ってみる。終わったら、どこが難しかったかを一言で伝えてみる。これだけで、頭の中の流れが言葉になりやすくなります。

言葉にする力は、暗記とは別の力です。昭和小は探究コースと国際コースの入口を用意し、学びの中で考えを整理し、伝える場面が増えやすい学校です。考査でも、伝える姿が自然に出るほど、学校との相性は示しやすいでしょう。

指示を聞く力は、耳の良さではなく、待てる習慣です。

指示を聞ける子は、長い説明を丸暗記しているわけではありません。最後まで聞いてから動く。途中で分からなくなっても、止まって聞き直せる。これができるだけで、当日の安定感が変わります。

練習は家庭でも作れます。たとえば、靴をそろえる前に、まず左右を入れ替えないで置く。次に、かかとをそろえる。最後に、玄関の端に寄せる。こうした小さな手順を、聞いてから動く流れに変えるだけです。大事なのは、急かさないことです。聞く時間が短いほど、子どもは落ち着いて動けます。

もう1つ、聞く力の土台になります。分からないときに固まらず、聞き直せる空気です。質問していいよ、と言うより、聞き直したことを褒めるほうが効きます。聞き直しは、失敗の印ではなく、丁寧さの表れだと伝えると、当日も戻りやすくなります。

練習は型を増やすより、初めてを増やすほうが昭和小に合います。

模擬のような練習を増やすと、慣れた形だけで動く癖がつくことがあります。昭和小を志望するなら、初めての素材や初めての場面でも落ち着いて取り組める体験を増やすほうが相性が良いです。

初めてを増やすと言っても、特別なイベントは必要ありません。いつもと違う公園で、目的地を探して歩く。買い物で順番を守り、店員さんに短い言葉でお礼を言う。家で簡単な制作をして、できたものを家族に説明する。こうした日常の体験が、聞いて試して伝える力を育てます。

制作は上手さより、手順が分かることが大切です。どこから貼るかを決める。曲がったら直す。最後に、見せたいところを言葉にする。作る時間が短くても、説明の時間があるだけで、考査につながる練習になります。

昭和小の面接は、立派な言葉より、ふだんの会話が強みになります。

昭和小の選考方法には面接が含まれます。面接がある学校では、答えの正しさだけではなく、受け答えの姿勢が見られやすいです。大きな声を出すことより、質問を聞いてから答えること。分からないときに、分からないと言えること。そうした素直さが出るほうが、むしろ自然です。

家でできる準備は、質問に慣れることではありません。短い問いに、短い答えを返す練習です。たとえば、今日うれしかったことを1つだけ話す。明日やりたいことを1つだけ言う。選んだ理由を1文で足す。長く話せるかより、話の芯があるかが伝わります。

昭和小は探究コースと国際コースを設けています。どちらを選ぶとしても、学びの入口を自分の言葉で説明できる家庭ほど、志望理由も面接の言葉も作りやすいでしょう。学校の言葉を借りるより、家庭の出来事に置き換えるほうが、言葉は安定します。

当日の支えは、説明を増やすことではなく、短い合図をそろえることです。

直前になるほど、保護者は説明したくなります。ただ、子どもは長い話を受け取る余裕が減りがちです。ここは、家で短い合図をそろえておくほうが効きます。

たとえば、困ったら止まる。もう1回聞く。できるところから始める。終わったら伝える。こうした短い言葉を、普段から同じ形で使うと、当日も戻りやすくなります。合図が統一されている家庭は、緊張の場面でも子どもが自分を保ちやすいです。

生活面では、前日は早めに寝る。朝はいつも通りに動く。会場までの道は余裕を持つ。これは当たり前に見えますが、当たり前ができるほど、子どもは普段の力を出しやすくなります。昭和小の選考は午前中に行われる予定が公式に示されています。朝の時間設計は、家庭の安心に直結します。

見えない強みは、やり直せる力です。

考査では、初めての課題が出やすいです。そこで差が出るのは、最初から正解できるかではありません。途中で気づいて修正できるかです。曲がったら貼り直す。順番を間違えたら戻る。言い間違えたら言い直す。やり直しは、失点ではなく、前に進む力です。

家でその力を育てるには、失敗を減らすのではなく、直し方を知ることが近道です。間違えたね、で終わらせず、どう直すかを一緒に探す。直せたらそこで終える。繰り返しすぎない。このリズムが、当日の落ち着きになります。

最後に、受験の準備は家庭の雰囲気も含みます。

昭和小の考査に向けて、特別な訓練を積み重ねなくても大丈夫です。聞いて試して伝える流れを、生活の中で丁寧に増やす。初めてを少しずつ増やし、短い合図をそろえる。これだけでも、当日の姿は変わっていきます。

受験は、頑張りの量で決まるものではありません。家庭に合う準備のしかたを見つけ、子どもの普段の良さが出る形に近づける。そんな進め方が、昭和小の考査とも相性が良いと言えるでしょう。

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