病気の子供イメージ

シーズンに合わせた備えを更新して、園での感染症トラブルを減らします

同じ園生活でも、秋冬と春夏では流行しやすい感染症が変わります。何となく不安なままその時を迎えるのではなく、季節ごとに家庭の備えを少しずつ入れ替えておくと、急な発熱や嘔吐があっても慌てにくくなります。ここでは、3歳から5歳の子どもがいる家庭をイメージしながら、シーズンに合わせた準備の整え方を考えます。

季節ごとに増えやすい感染症を、家族でざっくり共有します。

秋から冬にかけては、インフルエンザや感染性胃腸炎のように、発熱や嘔吐や下痢を起こしやすい感染症が増えます。春から夏にかけては、手足口病や咽頭結膜熱といった、口の中やのどや目の症状が目立つ感染症がよく話題になります。病名を完璧に覚える必要はありませんが、「秋冬は熱と咳と嘔吐下痢が多い」「春夏は口とのどと目の不調が増えやすい」という大まかなイメージを家族で持っておくと、準備するものや観察するポイントを絞りやすくなります。

季節ごとに特徴を知っておくと、園から配られた感染症のお知らせを見た時にも、「この時期に多いタイプだな」という感覚がつかめていきます。難しい医学用語に詳しくなることではなく、家庭の暮らし方を調整しやすくするための目安として捉えると、気持ちの負担も少なくなります。

秋冬は、発熱と嘔吐下痢に備えた基本セットを整えます。

体温管理と水分補給の道具を、すぐ手に取れる場所にまとめます。

秋冬はインフルエンザや感染性胃腸炎をはじめ、発熱や寒気をともなう感染症が増える時期です。このシーズンは、体温計と経口補水液のような水分補給飲料を、決まった場所にまとめておくことから始めると安心です。電池式の体温計は、使おうとした時に電池切れになりがちなので、秋が深まる頃に電池残量をチェックし、必要なら替えの電池を一緒に保管しておくと、夜間の計測がスムーズになります。

嘔吐や下痢が予想される感染症が流行し始めたら、子どもが好みそうな味の経口補水液を、数本だけでも常備しておくと役立ちます。冷たい飲み物が苦手な子どもの場合は、常温でも飲みやすい種類を選ぶと、少しずつでも水分を続けて飲みやすくなります。普段から試しに一口飲んでおくと、「具合が悪い時に初めて飲む味」で戸惑うことも減ります。

汚れものの片付けを減らすための消耗品を、秋冬モードに切り替えます。

嘔吐物や下痢便の片付けは、親にとっても負担が大きい場面です。秋冬の前に、ビニール手袋と大判のペーパータオルをまとめて買っておき、簡単に取り出せる箱やかごに入れておくと、深夜でも迷わず動けます。汚れを拭き取ったペーパータオルは、そのまま袋に入れてしっかり結び、外に漏れないようにすることで、家庭内での感染拡大を抑えやすくなります。

替えのマスクも、風邪やインフルエンザのシーズンには活躍します。子ども用と大人用を分けて保管し、サイズが小さくなっていないか、耳が痛くなりすぎないかを、秋のうちに確認しておくと安心です。いざという時にサイズが合わず、子どもが嫌がってしまう場面を減らすことにつながります。

春夏は、目とのどの変化に気づける準備をしておきます。

手足口病や咽頭結膜熱を意識しながら、観察ポイントをそろえます。

春から夏にかけては、手足口病や咽頭結膜熱といった、いわゆる夏かぜが増えます。これらは、熱だけでなく、口の中の痛みや、目の充血や違和感が目立つことが多い感染症です。症状の出方は子どもによって違うため、「口の中に白いぶつぶつがないか」「飲み物を嫌がっていないか」「目をしょぼしょぼさせていないか」など、家族で見ておきたいポイントを、あらかじめ話し合っておくと観察がしやすくなります。

小さな子どもは、自分の不調を言葉で説明することが難しいので、顔の表情や食事量、いつもと違うぐずり方などから変化に気づくことも大切です。春夏のシーズンに入ったら、夕方のタイミングで、顔色や目の様子や食欲を、さりげなく確認する習慣をつくると、早めに異変をキャッチしやすくなります。

園からの感染情報を家族カレンダーに集めて、混乱を減らします。

登園停止の期間や提出物を、ひとまとめに見えるようにします。

園からは、インフルエンザや感染性胃腸炎や手足口病など、流行している感染症のお知らせが配られることがあります。紙のお便りでも、アプリでの配信でも、その日のうちに家族カレンダーへ要点を写しておくと、後から確認する時に迷いません。紙のカレンダーなら、病名と登園停止の目安の日数を書き込み、スマートフォンのカレンダーなら、メモ欄に症状の特徴や必要書類の有無を残しておくと便利です。

子どもが実際に感染した時も、登園停止の期間や医師から指示された条件を、同じカレンダーに記録しておくと、「あと何日休む必要があるのか」「兄弟姉妹の予定にどう影響するか」を、その場で整理しやすくなります。仕事の調整や祖父母へのお願いが必要な時も、カレンダーを見ながら話を進めることで、家族内のイメージをそろえやすくなります。

完璧を目指さず、少しずつ更新する備え方を続けます。

シーズンの変わり目に、持ち物とルールを軽く見直します。

シーズンに合わせた備えと聞くと、最初から全て整えなければならないように感じるかもしれません。ただ、実際の暮らしでは、子どもの成長や家族の生活リズムに合わせて、少しずつ更新していく方が続けやすいものです。夏の終わりに、体温計や経口補水液やビニール手袋の残りを確認し、秋冬に向けて補充する。春の訪れとともに、園からもらう感染症のお便りを、家族カレンダーに書き写す習慣を意識してみる。その程度の小さな見直しでも、いざという時の安心感は違ってきます。

また、感染症の流行状況や登園停止の基準は、国や自治体や園の方針や医師の判断によって変わることがあります。ここで紹介した内容は、あくまで家庭での備えを考えるための目安です。迷った時は、園からのお便りや自治体の案内やかかりつけ医の説明を優先しながら、家庭として無理のない範囲で備えを重ねていく気持ちを大切にしていきたいところです。その積み重ねが、3歳から5歳の小さな体を支える土台になっていきます。

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参考文献。

日本小児科学会 幼稚園、認定こども園、保育所において予防すべき感染症の解説。 https://www.jpeds.or.jp/modules/activity/index.php?content_id=46

こども家庭庁 保育所における感染症対策ガイドライン 2018年改訂版。 https://www.cfa.go.jp/policies/hoiku/kansensho-guideline

国立保健医療科学院 手足口病、ヘルパンギーナ、咽頭結膜熱が増加しています。

◆手足口病、ヘルパンギーナ、咽頭結膜熱が増加しています

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