神戸華僑幼稚園の魅力をひとことで言えば、毎日の暮らしが三つの言語をつなぐ教室です
中国語と日本語が自然に行き来する日常で、伝える力が育ちます
午前は中国語、午後は日本語へ。切り替えが思考をしなやかにします
朝の会から午前の活動までは標準中国語で過ごします。歌ややり取りを耳でまねる時間が発音の壁を軽くし、ことばの響きに敏感になります。昼食のあとは日本語で活動を進め、同じ内容を別の言語でやってみる流れが頭のスイッチを自然に切り替える練習になります。相手によって言葉を選ぶ姿勢が幼児期から身につき、家庭でも場面に合った表現が増えたという声が届いています。
漢字遊びが視覚認知と言葉のストックを押し上げます
年中からの漢字カルタでは、象形のイメージと簡体字を組み合わせて「形」と「意味」を同時に味わいます。絵札と字札を瞬間で合わせる動きが目の働きを鍛え、語彙の広がりを後押しします。日本語の漢字学習と重なる部分が多く、小学校の国語への橋渡しとしても有効です。
英語イマージョンが加わり、三言語で自分を表せます
ネイティブ講師が生活に入り、短い英語が毎日くり返されます
週に3コマの英語アクティビティにくわえ、給食の配膳や片付けでも講師が英語で声をかけます。中国語、日本語、英語を切り替える体験がことばへの寛容さを高め、卒園時には自己紹介や簡単なお願いを三言語で言える子もめずらしくありません。長文よりも生活の一言を積み重ねる設計が、自信の種になります。
英語劇フェスティバルで、理解と表現を往復させます
年度末のEnglish Playでは中国の昔話を英語脚本で上演します。母語で理解した物語を英語で組み立て直す過程が、意味と思考のキャッチボールを生み、舞台に立つ体験が自己肯定感を一段引き上げます。
中華文化と日本文化が共鳴し、世界観がひろがります
五感で味わう伝統行事が、学びを記憶に刻みます
春節と元宵節で、文字と文化がひとつになります
春節には獅子舞が園に来て、頭をかんでもらう無病息災の願いを体験します。赤い春聯を自分の筆で書き、校門に貼る小さな儀式が漢字と文化をむすびつけます。元宵節には湯圓をこねて茹で、黒ごま餡のやさしい甘さと生姜湯の香りで季節の節目を体で覚えます。
七夕や餅つきで、和の心も手ざわりで学びます
七夕では中国語と日本語で同じ願い事を二枚の短冊に書き、言葉のちがいを楽しみます。年末の餅つきは家族も一緒に石臼を囲み、つき手と返し手の協力を体感します。二つの文化を行き来する設計が、多様性を肯定する目線を育てます。
地域との連携が探究心を引き出します
南京町のフィールドワークで、街そのものが教科書になります
南京町商店街との協定にもとづき、月に一度の校外学習を行います。点心職人の実演を見て、匂い、食感、言葉のメモを集め、園に戻って写真とイラストで記録帳を作ります。地域資源を学びに変える循環が、知りたい気持ちを強くします。
手作り行事が、家庭と園のチーム感を高めます
運動会や文化祭は保護者と教職員が装飾や衣装を共同制作します。準備の話し合いを重ねる時間が、教育方針への理解を深め、支え合うコミュニティの感覚を育てます。
少人数と二人担任で、ひとり一人の芽を見逃しません
約20名の一クラス編成で、観察と対話の量が増えます
日々の小さな変化を、記録で見える化します
各学年は1クラスで、担任2人が役割を分担します。発言の回数や視線の動きなど細かな変化を記録し、翌日の環境づくりに反映します。気づきがすぐ翌日の保育へ生かされる流れが、個性の伸びを後押しします。
三言語のポートフォリオで、成長を家族と共有します
中国語、日本語、英語それぞれの発話や作品を写真と音声で記録し、半年ごとの面談で共有します。家庭では、どの言語でどう声をかければ良いかが具体的に分かり、関わり方に迷いが減ります。
働く家庭にやさしい、時間設計です
7時30分から18時まで。費用は15分刻みで見通せます
早朝と夕方の預かりは15分単位の料金と月額上限を設定し、長期休暇も同料金で開室します。生活リズムを崩さない運営が、共働き世帯から支持されています。
園内完結の中国語と英語の課外で、送迎の負担がありません
放課後はレベル別の中国語補習と英語イマージョンクラブを園内で開講します。移動がなく、学びの集中が切れません。異年齢が混ざる時間が、思いやりと協力の姿勢を広げます。
進学とその先まで、つながりで支えます
国際系小学校へのパイプが、選択肢をひろげます
神戸中華同文学校を中心に、多彩な進路へと続きます
内部進学が多い神戸中華同文学校にくわえ、甲南小、関西学院小、関西国際学園などへも道がひらけています。願書づくり、面談練習、家庭方針の確認まで伴走し、子どもに合う進路を一緒に探ります。
海外ネットワークが、未来像を具体化します
上海、台北、シンガポールに住む卒園家庭とオンラインで交流し、海外の学校生活をリアルに聞く機会を設けています。国境をこえる身近なロールモデルが、学ぶ理由を自分の言葉で語れる後押しになります。
この園を選ぶ理由は、毎日の「切り替え」が生むしなやかさです
三言語が交わる生活は、考える力とやさしさの両方を育てます
ことば、文化、地域が重なり合い、子どもは世界を自分のサイズで理解します
午前と午後で言語を切り替え、行事で文化を行き来し、街へ出て人に学ぶ。この積み重ねが、伝える力と異なる価値観へのまなざしを同時に伸ばします。すべてを早く覚える必要はありません。暮らしの中でくり返すからこそ、子どものペースで深まっていくのだと言えます。
参考文献
文部科学省 幼稚園教育要領 解説。 幼児期の教育の基本と環境構成について示した公式資料です。多様な言語や文化を尊重する姿勢づくりに関する記述が参考になります。https://www.mext.go.jp/content/1412522_01_1.pdf
UNESCO Mother tongue-based multilingual education。 母語を基盤にした多言語教育の意義を整理した資料です。幼児期からの複数言語経験の利点を国際的な視点で解説しています。https://unesdoc.unesco.org/ark:/48223/pf0000370130
OECD Early Childhood Education and Care に関する報告。 乳幼児教育の質向上が学びとウェルビーイングに及ぼす影響をまとめた報告です。多文化・多言語環境での示唆が得られます。https://www.oecd.org/content/dam/oecd/en/publications/reports/2022/02/strengthening-early-childhood-education-and-care-in-luxembourg_f80a17dd/04780b15-en.pdf
American Academy of Pediatrics HealthyChildren.org 二言語習得に関する情報。 子どもの二言語発達に関するよくある疑問に答え、家庭での関わり方の指針を示しています。https://www.healthychildren.org/Spanish/ages-stages/gradeschool/Paginas/Myths-about-Bilingual-Kids.aspx
