たまご料理を作る

離乳期の食物アレルギー対策 卵とピーナッツの安全な始め方

食物アレルギーに配慮しながら、安全に一歩ずつ進めます。

結論はシンプルです。卵やピーナッツなどの気になる食材は、安全な形状でごく少量から確かめながら始めます。強い湿疹がある場合や、過去に食物アレルギーがあった場合、家族に重いアレルギーのある方がいる場合は、医師と相談して進め方を決めます。はちみつは1歳未満には与えません。丸のままのナッツやブドウなど、のどに詰まりやすい食べ物は避けます。

合言葉は安全な一匙。小さく始め、落ち着いて観察します。

ここでは安全な一匙と呼びます。子どもがのみ込みやすい柔らかさや水分量に整えた、ほんのわずかな量という意味です。ひと口で反応がないことを確かめ、時間をおいてから少しずつ慣らします。最初の数回は昼間に与え、体調が良い日に行います。皮膚の赤みやかゆみ、じんましん、くちびるの腫れ、咳、嘔吐などに注意します。強い症状が出たら医療機関に相談します。

卵はよく加熱して、微量から始めます。

卵は完全に火を通します。固ゆで卵黄を少量つぶして主食に混ぜるなど、口当たりをなめらかに整えます。加熱卵に慣れてから量を増やし、段階的に全卵に近づけます。卵白は反応が出やすい場合があるため、最初はごく少量から慎重に進めます。湿疹が強い子では、保湿や外用薬で皮膚の状態を落ち着かせてから導入すると安全性が高まります。

ピーナッツは飲み込みやすい形で、見守りながら進めます。

丸のままのピーナッツは窒息の危険があるため使いません。ピーナッツバターを湯や母乳や育児用ミルクで薄めて、ペースト状にします。口に残りにくいとろみが目安です。ピーナッツパフのように口の中で溶ける製品は扱いやすいことがあります。慣れてきたら、週に複数回の頻度で少量を続けると良いでしょう。

台所でできる一工夫。具体を通じて全体の方針を整えます。

身近な例から始め、家族の食卓に戻します。

卵は完全に加熱し、主食に少し混ぜるだけで雰囲気が変わります。ピーナッツは薄めたペーストをひとさじ、果物のピューレやヨーグルトに合わせると食べやすくなります。量を一度に増やさず、数日かけてわずかに進めます。家庭の味つけは薄めに保ち、食材そのものの香りに慣れる時間をつくります。うまくいかない日は、別の時間にやり直します。

視点をひとつ変えて、継続の設計を考えます。

アレルギーを避けるための導入は一度で終わりではありません。体調が良い日に小さく試し、反応がなければ生活のリズムに落とし込みます。朝と昼と夜で役割を分け、無理のない範囲で続けます。親の不安が強い日は、無理に進めず準備だけ整えます。安心して続けられるペースが、結果的に安全につながります。

観察のコツを小さく積み重ねます。

新しい食材は単品に近い形で与えると、変化に気づきやすくなります。食後2時間ほどは様子を見て、皮膚や呼吸や機嫌の変化を記録します。別の新しい食材は同じ日に増やしません。気になる症状が出たら中止し、次の対応をかかりつけで確認します。

安全の線引きを明確にします。避けるべきものを知ります。

はちみつは1歳未満には与えません。

はちみつは加熱しても菌の芽胞が生き残ることがあり、1歳未満では乳児ボツリヌス症の原因になります。加工品やシロップに含まれている場合もあるため、表示を確認します。1歳を過ぎたら少量から始め、甘味としての扱いにとどめます。

丸のままのナッツやブドウは避けます。

ナッツやピーナッツ、丸いブドウやミニトマト、かたいチーズの一口サイズなどは、のどに詰まる危険が高い食品です。幼い時期は与えないか、十分にすりつぶすか、月齢に応じて小さく切ってやわらかくしてからにします。安全な形状に整える配慮は、アレルギー対策と同じくらい重要です。

体質や家族歴に応じて、医師と計画を共有します。

強い湿疹が長く続く、以前に食べて症状が出た、家族に重いアレルギーがあるなど、気がかりが重なる場合は、まず相談します。必要に応じて血液検査や皮膚テストで感作の有無を確認し、医療機関での試験摂取や、家庭での導入量と頻度の目安を決めます。安全のための準備をしてから始める方が、長い目で見ると安心です。

湿疹ケアを土台にして進めます。

皮膚のバリアが乱れていると、食事以外の経路からアレルゲンに触れる機会が増えます。保湿や外用薬で皮膚の状態を整えることは、食事の導入と同じくらい意味があります。生活の中でできるケアと、食事の導入を並走させるイメージで整えます。

家庭でできる範囲を見極めます。

家庭での導入は、体調が安定している日に、いつでも受診できる時間帯に行います。緊急時の連絡先を手元に置き、医師から指示された対応薬があれば事前に準備します。心配が強い場合は、導入の一回目を医療機関で行う選択肢も検討します。

日々の食卓をやさしく広げます。続けられる工夫を大切にします。

食物アレルギーに配慮した離乳や幼児食は、特別なことの積み上げではありません。安全な一匙から始め、子どもの表情を見ながら量と頻度を整えます。家庭の味を少しずつ広げるだけで、子どもは新しい味を覚えていきます。迷ったら立ち止まり、医師に相談し、また明日の一歩につなげます。

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参考文献。

厚生労働省 授乳・離乳の支援ガイド、改定版。

離乳の進行と食物アレルギーへの配慮、牛乳の取り扱いの目安が示されています。国内の実践に沿った基準として参照価値があります。

https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000496257.pdf

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