昭和学院小学校は、朝が回るかどうかで相性が見えてきます。
学校選びは、説明会の印象より先に、毎日の動きが崩れないかで考えると迷いが減ります。昭和学院小学校は千葉県市川市にあり、路線バスの利用に加えて、登下校の時刻に合わせたスクールバスの運行も案内されています。朝のバス停に立ったとき、雨具と手提げを持っても落ち着いて乗れるかどうか。ここが家庭の安心に直結します。
距離の数字は同じでも、朝の順番が崩れない家庭と、毎回どこかで詰まる家庭があります。起床から出発までの流れを、平日と同じ条件で1度だけ回してみてください。靴を履くまでの時間、忘れ物を取りに戻る回数、玄関で揉める原因。こうした小さな現実が見えると、通学の不安はぼんやりしたものから、対策できる材料に変わります。
昭和学院小学校は、本八幡駅や市川駅、東松戸駅などからの動線が紹介され、バスの停留所は昭和学院で下車する形が示されています。登校と下校の動線が複数ある学校は、家庭の働き方や祖父母のサポートの有無で選びやすくなります。行きは余裕があっても、帰宅後に宿題と夕食が回らないと、受験前より入学後のほうが苦しくなりやすいです。
費用は、早めに家計へ置くほど気持ちがぶれにくいです。
費用の話は、後回しにするほど不安が長引きます。千葉県が公表している私立小学校の初年度納付金の一覧では、昭和学院の受験料が22,000円、入学時の納付金の計が320,000円、月ごとの納付金の計が53,930円、初年度の合計が967,160円として示されています。数字が先に見えると、気持ちが落ち着いて検討できます。
この合計は、学校によって別途必要になる費用があることも同じ資料で注意書きがされています。たとえば給食費、スクールバス代、諸会費、行事の費用、制服や教材などです。ここは怖がる場所ではなく、家庭の線を引く場所です。払えるかどうかだけでなく、払うことで何を優先するかが見えます。
祖父母が援助を考えている場合も、気持ちだけで決めるより、入学時に必要な金額と、月ごとの見通しを並べて話すほうが後が静かです。受験は短期ですが、通うのは6年です。数字の置き方が整うと、子どもの話を聞く余裕が残ります。
明敏謙譲という言葉が、6年の学び方に落ちています。
昭和学院小学校の建学の精神は、明敏謙譲とされています。明るく健康で、自主性がありながら、謙虚で個性を大切にする人を育てるという説明がされています。この言葉は、受験用のきれいな看板で終わりません。教室での振る舞いに落ちるからです。
たとえば、分からないことをそのままにせずに聞けること。できたことを大げさに誇らず、次の工夫へ回せること。誰かの意見に乗るだけでなく、自分の考えを一度は出すこと。こうした姿勢は、入試の練習にも、入学後の授業にもつながりやすいです。
教育目標として、学び続ける力とやさしい心を育てることが示され、学び続ける力を支える柱として、論理的思考力、探究力、コミュニケーション能力が挙げられています。難しい言葉に見えますが、筋道を立てて考えること、問いを見つけて試すこと、相手に伝わる形で話すことだと考えると、家庭でも扱いやすくなります。
言葉の力を土台にした授業が、受験にも入学後にも効きます。
学力や思考力の土台は言語能力だという考え方が示され、話す力、聞く力、書く力、読む力を伸ばす取り組みが強調されています。ここでいう言語能力は、難しい言い回しを覚える力ではありません。見たことを短く説明し、相手の話を聞き直し、書いて確かめる力です。
読書活動に力を入れている点も特徴として示されています。1年間で100冊、またはブックリストの完読を目指す取り組みが案内されています。冊数は競争のためではなく、言葉に触れる量を増やし、読むことを習慣にするための目安として捉えると、家庭でも無理が起きにくいです。
また、理科、音楽、図画工作、体育では専科教員が指導するとされ、4年生以上では国語と算数で教科担任制も導入していると案内されています。専科教員は、その教科を専門に教える先生のことです。教科ごとに見方が変わる経験は、子どもが自分に合う学び方を見つける助けになります。
英語は週3回の積み重ねで、使う感覚を育てていきます。
昭和学院小学校では、1年生から週3回の英語授業があることが示されています。さらに、全学年で少人数に分かれ、英語だけで進める授業が行われると紹介されています。英語だけの時間は緊張しそうに見えますが、短い時間を繰り返すほうが、子どもは慣れやすいです。
2月に英語スピーチコンテストがあることも案内されています。スピーチは丸暗記の上手さだけではありません。言いたいことを短く組み立て、伝わったかを確かめる経験になります。受験の面接練習が重く感じる家庭ほど、英語の発表を、表現の練習の延長として軽く捉えると扱いやすいです。
希望者対象のオーストラリア国際交流プログラムがあることも示されています。さらに、宿泊行事として6年生でイングリッシュキャンプが行われると案内されています。英語を特別な才能の話にせず、体験の中で使う時間として持てるかどうか。ここは、昭和学院小学校のカラーが出る部分です。
ICTとSDGsは、道具よりも考え方の習慣として使われます。
最近は、ICTという言葉をよく見かけます。ICTは、授業でタブレットやネットを使い、情報を集めたり共有したりすることです。昭和学院小学校でもICT活用が紹介され、協働的な学びへつなげる方向がうかがえます。家庭で気にしたいのは、端末を使うかどうかより、使い方が学びに向いているかどうかです。
校舎設備として、太陽光発電や雨水の循環利用など、環境に配慮したエコスクールの考え方が示されています。設備は見た目の新しさの話ではありません。学校の毎日に、環境を意識するきっかけが組み込まれているということです。
SDGsも同じです。SDGsは、持続可能な社会を目指す国際目標です。学校行事や授業の中でSDGsにつながる活動を意識していると紹介され、未来の社会を自分ごととして考える姿勢を育てる方向が示されています。ここは、点数のための勉強とは別の力が伸びる場所になりやすいです。
安心と安全の仕組みが見えると、家庭の心配が短くなります。
安全面では、警備員の常駐が示され、専用のICカードで登校と下校を管理し、保護者へメールで知らせる仕組みが紹介されています。ICカードは、出入りを記録するカードのことです。見守りの仕組みが分かると、通学の判断が感覚ではなく、仕組みでできます。
土曜日の扱いは実施とされ、第2土曜と第4土曜が休業という案内もあります。始業時刻は8時30分、1コマは45分という情報も示されています。生活のリズムは、受験対策より入学後のほうが長く効きます。朝が忙しい家庭ほど、平日の再現性に加えて、土曜の動きも含めて想像しておくと安心です。
給食は週2回と案内されています。毎日給食ではない学校は、弁当や注文制の昼食など、家庭のやり方が出やすいです。ここを負担と見るか、選べる余地と見るかで相性が変わります。祖父母が関わる場合も、曜日ごとの役割を軽く決めておくと、揉める原因が減ります。
保護者の関わり方は、多さよりも続けやすさで見てください。
昭和学院小学校では、授業参観や懇談、面談、奨学会活動といった保護者の関わりが示されています。奨学会は、いわゆる保護者の会にあたるものだと考えると分かりやすいです。参加機会があることは、負担にも見えますが、学校の空気が見える機会でもあります。
ここで一度、視点を変えてみてください。受験のために親がどれだけ動けるかではなく、入学後に子どもが自分で回せる場面が増えるかどうかです。送り迎えが必要な日が多いか、連絡のやり取りが家庭の負担にならないか。続けられる形が見えると、学校の良さが生活に落ちてきます。
宿泊行事は2年生から行うと案内され、学年ごとの行事も具体的に紹介されています。行事は派手さより、子どもが自分の役割を持つ場になりやすいかどうかが大切です。家の外で経験したことが、家の会話に戻ってくる学校は、受験の空気を軽くしてくれます。
入試は、練習の方向を間違えなければ焦りが増えにくいです。
入試情報として、ペーパー、行動観察、運動、口頭試問、制作、親子面接がある形で紹介されています。ペーパーは、数量や言語などを短時間で見る枠組みが示されています。行動観察は、集団の中での動きが見られます。運動や制作は、器用さの勝負ではなく、指示を聞いて丁寧に取り組む姿が出やすいです。
親子面接は、正しい答えを言う場というより、家庭の普段がにじむ場になりやすいです。子どもの話を親が奪わないこと、分からないときに一度考える間を持てること。こうした静かな姿勢が、結果として伝わりやすいです。
入試日程は年度によって変わりますが、関東地区私立小学校連合会の情報では、推薦考査と一般考査の日程が掲載されています。受験を決めている家庭も、まだ検討中の家庭も、日程を見るだけで焦りが出ることがあります。そのときは、練習量を増やすより、生活の順番を崩さない工夫のほうが効きます。
見学は、心が動く前に、手が動く形にすると迷いが減ります。
昭和学院小学校の魅力は、教育の言葉だけでなく、具体の運びにあります。スクールバスの乗り場までの歩き方、校門の周りの空気、教室の移動のしやすさ。見学で確かめたいのは、きらきらした場面ではなく、毎日が回る感じです。
家に戻ったら、1つだけ小さな行動を残してください。通学時間を測り、帰宅後の時間割を1日分だけ書いてみることです。宿題の時間、夕食、風呂、就寝。数字に置き換えると、家庭の会話が落ち着きます。受験の是非を決めつけず、昭和学院小学校が今の家庭に合うかどうかを、静かに確かめていけます。
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参考文献
千葉県が公表する私立小学校の初年度納付金一覧は、費用の見通しを数字で確認する基礎資料になります。千葉県。令和7年度千葉県私立小学校初年度納付金。 https://www.pref.chiba.lg.jp/gakuji/shiritsutou/shiritsu-noufu/r7noufu3.html
学校のICT活用は、1人1台端末環境を前提に、個別最適な学びと協働的な学びを進める方向として整理されています。文部科学省。GIGAスクール構想について。 https://www.mext.go.jp/a_menu/other/index_0001111.htm
持続可能な社会に向けた教育は、知識だけでなく、行動につながる価値観や態度まで含めて育てる枠組みとして説明されています。UNESCO。Education for sustainable development。 https://www.unesco.org/en/sustainable-development/education
読書は国語科教育との関連が深く、学校教育の中でどのように位置づけられてきたかが整理されています。国立国会図書館。カレントアウェアネス・ポータル。子どもの読書に関する教育学的研究。 https://current.ndl.go.jp/book/8472
小学校の外国語は、学習指導要領解説で目標や内容の考え方が詳しく示されています。文部科学省。小学校学習指導要領解説。外国語活動・外国語編。 https://www.mext.go.jp/component/a_menu/education/micro_detail/__icsFiles/afieldfile/2019/03/18/1387017_011.pdf
