合格のあとに効くのは、書類の山ではなく、生活の切り替えです。
合格は終点ではなく、家庭の暮らしが学校のリズムへ移る合図です。入学手続きの期限、必要書類、説明会、学用品、通学の確認が続きます。ここで大切なのは、全部を早く終えることより、家が荒れない形で回し続けることです。立教女学院小学校の学び方針に沿って準備すると、受験期の頑張りが入学後にもつながりやすくなります。
たとえば雨の朝、手がふさがりやすい時間帯でも、玄関で迷わない家は強いです。出発前に、持ち物を並べて確認し、いつも同じ場所に戻す。時間は短くて構いません。短い確認が積み重なると、子どもは安心して学校へ向かいやすくなります。
切り替えの合言葉は、配分です。
合格後の用事は、情報がまとまって押し寄せる感じがします。だからこそ、確認の時間を短く区切るほうが続きます。今日やる分を決めて終える。残りは明日に回す。その繰り返しで、家庭の空気を硬くしにくくなります。祖父母が支える場合も、まとめて助けるより、期限のある確認を一緒に見てあげるほうが実務は進みやすいです。
家庭学習は増やすより、学校の方針に合わせて置き方を決めます。
立教女学院小学校は、低学年では友だちと元気に遊ぶ機会を大切にし、1年生と2年生で週に1時間の特設の時間も設けています。学びは学校で進み、家庭は家族や近隣との生活を大切にする場として位置づけられています。家庭でできることは、問題集を増やすことだけではありません。学校で起きたことを安心して話せる時間を残す。回復できる生活の土台を作る。そのほうが長い目で効いてきます。
1年生と2年生は、学びを学校に寄せる考え方があります。
1年生と2年生のうちは、学習は原則として学校で行い、家庭は基本的な生活習慣を身につける場とする考え方が示されています。勉強道具は学校に置いて帰る運用があり、家庭学習が必要なときだけ持ち帰る形です。通学時の負担や混雑への配慮として、低学年ではランドセルを使用しない考え方も案内されています。
家で増やすのは勉強量ではなく、話せる余裕です。
夕食前に10分だけ、その日の出来事を聞く。寝る前に翌日の準備を一緒に確認して終える。週末は準備を早めに済ませ、あとは遊ぶ。そのような運用は、受験で張りつめた気持ちをほぐしやすく、学校生活の立ち上がりにも合います。宿題は学年が上がるにつれて増える案内がありますが、早い段階で家庭の役割を決めておくと、増えても崩れにくいです。
通学の安心は、道順より、困ったときの動き方で決まります。
登下校の付き添いは、経路や交通マナーを教えるだけでなく、雨天時や有事の際の対処も教える期間として案内されています。保護者が安心できるまで続けてよい、という考え方も示されています。付き添いを早く終えることより、子どもが困ったときに戻れる手順を体に入れるほうが、結果として自立に近づきます。
携帯電話は持ち込み不可で、持たせるなら機能の条件があります。
携帯電話は持ち込み不可とされ、位置を知らせるGPSは持ち込み可能ですが、通話機能の付いていないものに限る案内があります。ここは家庭の判断で走り出す前に、学校の方針に沿って決めておくと迷いが減ります。見守りは、持たせるかどうかだけでなく、どの場面で確認するかも先に決めると安心です。確認が増えすぎると、親の不安が子どもに移りやすいからです。
具体的には、駅の改札で止まったときは駅員に声をかける。乗り過ごしたら次の駅で降りてホームで待つ。そのような簡単な合図を家の言葉で繰り返すほうが、機器より役に立つ場面があります。
放課後の設計は、合格後に急に効いてきます。
立教女学院小学校では、学校が用意するアフタースクールはない案内があります。アフタースクールとは、放課後に学校で預かる仕組みのことです。下校後に学童へ通う子どもはクラスに数人いる、とも示されています。ここは家庭の事情で形が変わりやすい部分なので、先に想定を置くと落ち着きます。
たとえば、帰宅後にすぐ習い事を詰めるより、最初の数週間は回復を優先するほうが、子どもの表情が安定しやすいでしょう。祖父母が協力する場合も、送り迎えの回数を増やすより、決まった曜日に同じ流れで迎えるほうが、子どもは見通しを持ちやすいです。
立教女学院らしさは、朝の礼拝と、年長者の手で始まります。
1年生の1日は登校から始まり、8時30分に礼拝がある案内があります。礼拝では祈りや聖歌があり、チャプレンのお話を聞く時間として紹介されています。チャプレンとは、学校に関わる牧師のことです。宗教教育としては、毎朝の全校礼拝を含め、週に1回の聖書の授業があることも案内されています。
登校の場面では、6年生が朝の準備を手伝う仕組みも紹介されています。年上の子どもが自然に支え、年下の子どもが安心して任せられる空気は、学校生活の立ち上がりで大きな助けになります。家庭ができるのは、同じように優しくすることを強いることではありません。助けてもらったことに気づき、ありがとうが言える瞬間を増やす。その程度で十分です。
中学受験を見据える家庭は、焦りを予定に変えると楽になります。
立教女学院小学校には中学校が併設されており、希望者は校長の推薦により原則として学院の中学校へ進学できる案内があります。ただし学習面や生活面で課題がある場合は推薦できないこともある、とも示されています。外部受験をする子どもがいる年もありますが、ほとんどは学院の中学校へ進学するという案内もあります。
ここで誤解しやすいのは、推薦があるなら勉強は不要だ、という飛躍です。実際は、推薦の有無より、日々の生活と学びの取り組み方が問われるでしょう。宿題や家庭学習は学年が上がるにつれて増える案内もあります。今は受験の是非を決めきれなくても構いません。家庭の判断軸として、子どもが学校のリズムで眠れ、食べ、明日を迎えられているかを見ていくほうが、結果として選択肢を狭めにくいです。
今日できる小さな一歩は、確認の時間を短くすることです。
準備を頑張るほど、情報は増えます。だからこそ、家の中に短い確認の時間を1つ作ると、気持ちが戻りやすくなります。寝る前に翌日の持ち物を一緒に見て終える。夕食の前に10分だけ話す。どちらでも構いません。合格後の生活は、きれいに仕上げるより、折れずに続けるほうが強いです。
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確認に役立つ情報です。
参考文献です。
低学年では学習を学校中心に置き、家庭は基本的生活習慣の場とする考え方や、携帯電話の持ち込み不可、通話機能のないGPSのみ可という案内が掲載されています。立教女学院小学校 よくある質問 https://es.rikkyojogakuin.ac.jp/admission/faq/
低学年では友だちと遊ぶ機会を重視し、勉強道具は原則として学校に置く運用、必要なときだけ持ち帰る考え方が示されています。立教女学院小学校 教科紹介 https://es.rikkyojogakuin.ac.jp/education/subject/
1年生の生活の流れとして、登校後に礼拝があり、年長の児童が朝の準備を手伝う仕組みなど、学校のリズムが具体的に紹介されています。立教女学院小学校 1年生の1日 https://es.rikkyojogakuin.ac.jp/school-life/day/
子どもの生活リズムの改善を社会全体で進める取組として、早寝早起きと朝食の重要性が整理されています。家庭の回復の時間を作る発想の裏づけとして参照できます。文部科学省 「早寝早起き朝ごはん」国民運動の推進について https://www.mext.go.jp/a_menu/shougai/asagohan/
家庭教育支援の全体像として、子どもに基本的な生活習慣を身につけさせる取組や、保護者の悩みの軽減といった観点が示されています。家庭の空気を硬くしない準備の考え方に接続します。文部科学省 施策目標1 4 家庭の教育力の向上 https://www.mext.go.jp/a_menu/hyouka/kekka/1285580.htm


