小林聖心女子学院小学校

小林聖心女子学院小学校の12年一貫教育とは。4-4-4制と宗教教育、探究学習の魅力を解説

小林聖心女子学院小学校は、6年間だけで切り出すより、12年間の女子教育の入口として見ると、この学校らしさがよく見えてきます。

小学校受験では、どうしても目の前の6年間に意識が向きます。けれど、小林聖心女子学院小学校は、その見方だけでは少し足りません。この学校は、小学校から中学校、高等学校までを1つの流れで育てることを前提にしています。だから、入試の段階でも、6年間だけ通えればよいと考えるより、この価値観の中で長く育っていけそうかを見るほうが、学校との相性はつかみやすいです。

小林聖心の教育を考えるときに見たいのは、学力だけではありません。どんな心を育てたいのか。どんな女性になってほしいのか。その答えが、学校全体の設計に入っています。12年間を通して、知識だけでなく、自分を大切にし、人のために動き、社会を見つめながら学ぶ力を育てていく学校です。

この学校の中心にあるのは、12年視点です。

小林聖心女子学院では、12年間を3つのStageに分けた4-4-4制が置かれています。4年ごとに区切るのは、形式を変えるためではありません。子どもの発達段階に合わせて、同じ理念を別の深さで育てていくためです。成長の節目ごとに、求める力と学び方を少しずつ変えながら、1本の教育としてつないでいます。

この学校のよさは、先を急がせないことです。小さいうちから結果だけを求めるのではなく、その時期に必要な土台をていねいに育てます。小学校では、安心して学び始めること、自分で考えること、周りに目を向けることが大事にされます。その上に、中学校、高等学校での学びや生き方が積み上がっていきます。受験前の家庭でも、この流れを意識すると準備がぶれにくいです。難しい問題を増やすより、日々の習慣や、感じたことを言葉にする力を育てるほうが、この学校にはつながりやすいでしょう。

女子教育としての魅力は、競争より、育ちの連続性にあります。

小林聖心の12年一貫教育は、ただ持ち上がりの安心があるという意味ではありません。同じ理念のもとで、少女期から思春期、そしてその先までを見通していることに意味があります。学校の中で年上の姿を見ながら学び、年下に対しては自分が手本になる。その流れが、日常の中に自然に入っています。

異学年で学び合う機会が大切にされているのも、この学校らしいところです。年上に憧れ、年下の前では自分が姿勢を正す。そうした関係は、テストでは測りにくいですが、女子校の空気を形づくる大きな要素です。受験を考える家庭としては、学力だけでなく、どんな年上に囲まれて育つのか、娘が将来どんな年上になっていくのかまで想像してみると、この学校の見え方が変わってきます。

宗教教育は、特別な時間ではなく、毎日の姿勢をつくる土台です。

小林聖心の宗教教育は、授業の中だけに閉じていません。宗教の時間や行事はもちろんありますが、それだけで終わらず、学校生活全体を通して祈る心とキリスト教的な価値観を身につけるように考えられています。ここでいう価値観とは、難しい教義を覚えることではありません。感謝すること、自分が大切にされていると知ること、人を大切にすることです。

宗教色が強すぎないかと不安になる家庭もあるかもしれません。ただ、学校のFAQでは、キリスト教信者でなければならないわけではないことがはっきり示されています。むしろ大切にしているのは、自分は愛されているという感覚を持つことや、自然を愛することを実感することです。ここを知ると、宗教教育の見え方は少し変わります。信仰を求めるというより、心の土台を育てる教育として位置づいているのです。

家庭で考えたいのも、宗教知識があるかどうかではありません。ありがとうと言えること。静かに話を聞けること。誰かのために少し我慢できること。そうした日々の姿勢を大事にしたい家庭なら、この学校の宗教教育は遠いものではなく、むしろ自然に受け止めやすいでしょう。

学びの中心には、ソフィータイムという探究の時間があります。

小林聖心の総合的な学習の時間は、ソフィータイムと呼ばれています。ソフィーとは、聖心会創立者である聖マグダレナ・ソフィア・バラの愛称です。この名前の付け方にも学校らしさがあります。単なる総合学習ではなく、どのように学ぶかそのものを大切にした時間として置かれているからです。

ソフィータイムでは、各学年が探究的な課題を持ち、課題を見つけ、情報を集め、整理して考え、最後にまとめて表現する流れを重ねていきます。つまり、答えを受け取る学びではなく、自分で問いを持ち、自分で学びを進める学びです。ここに、この学校の知性の育て方がよく出ています。知識を増やすだけでなく、知ったことをどう使い、どう言葉にするかまで含めて学びにしているのです。

小学校段階では、この探究が身近な世界から始まります。たとえば逆瀬川の調査のように、実際に現地へ行き、自分の目で見て、話を聞いて、感じたことをもとに考えを深めていきます。教室の中だけで完結しないところが、小林聖心の総合学習の魅力です。家庭でも、何を覚えたのかだけでなく、どうしてそう思ったのかを聞けると、この学校の学び方とつながりやすくなります。

視点を少し変えると、この学校の探究は、勉強の技術というより、生き方の練習でもあります。

探究学習という言葉だけを見ると、調べ学習を上手にすることのように感じるかもしれません。けれど、小林聖心のソフィータイムは、それだけではありません。社会の問題に触れ、背景まで考え、相手に寄り添いながら自分にできることを探す流れが入っています。つまり、知ることと生きることがあまり離れていません。

この学校では、知性を磨くことと、実行力を養うことが並んでいます。考えるだけで終わらず、自分にできることへ動いていく。その発想が、総合学習にも、奉仕活動にも通っています。成績のために学ぶのではなく、社会の中でどう生きるかのために学ぶ。その空気が、小林聖心の独自性だと言えます。

奉仕活動は、行事ではなく、学校文化として続いています。

小林聖心を語るとき、奉仕活動は外せません。その象徴の1つが、おにぎり募金です。週に1回、お弁当をおにぎりだけにして、おかずの分の費用を募金します。小学校では1年生から、この活動を通して、世界の中で食べるものがなく苦しい思いをしている子どもたちに心を向けることを学んでいきます。

ここで大切なのは、募金額の大きさではありません。ほんの少しの我慢から始まることに意味があります。自分の生活と、遠くにいる誰かの生活がつながっていると知ること。自分にできることは小さくても、その小ささを実際の行動に変えること。その経験が、奉仕の心を言葉ではなく体で覚えさせていきます。

奉仕部の活動も、単発ではなく続いています。全校に呼びかけて募金を集めたり、ベルマークや牛乳パック、切手を集めたりしながら、必要としている場所へ届ける活動をしています。災害が起きたときに、国内外を問わず迅速に手助けができるよう提案することもあると案内されています。小さな子どもにとって、奉仕とは難しい言葉です。けれど、小林聖心では、それを日常の行動へ落としています。

受験準備でも、この学校に合いやすい家庭には共通点があります。

小林聖心女子学院小学校を考える家庭は、正解を早く当てることだけを急がないほうが、この学校らしさに近づきやすいです。もちろん、机に向かう習慣は大切です。ただ、それ以上に、感じたことを自分の言葉で話せるか、人の話を最後まで聞けるか、誰かのために少し動けるかが、学校の価値観と重なります。

たとえば、子どもが何かを見つけたときに、「それで何を思ったの」と聞けることです。失敗したときに、「どうしてできなかったの」だけでなく、「次はどうしたらよさそうかな」と考えさせることです。募金や人助けの話が出たときに、「えらいね」で終わらず、「あなたなら何ができそうかな」と言葉を返せることです。そうした関わり方は、受験対策というより、この学校に合う家庭の空気づくりに近いです。

小林聖心女子学院小学校は、学力だけではない芯を育てたい家庭に向く学校です。

この学校の魅力は、12年一貫の女子教育、宗教教育、ソフィータイム、奉仕活動が、それぞればらばらに存在していないことです。長い時間軸の中で育てたい女性像があり、そのために心の土台を育て、問いを持って学び、社会へ目を向けて行動する流れが作られています。きれいな理念で終わらず、日常の活動へ落ちているところが強いです。

学校選びでは、どうしても入試日程や学費、通学の現実が先に来ます。それは大切です。ただ、小林聖心については、その前に学校の価値観を理解しておくと、判断がかなり落ち着きます。この12年の流れの中で、娘はどんなふうに育っていきそうか。勉強ができる子だけでなく、心の向き方まで育てたいと思うか。そこまで考えたとき、この学校との相性ははっきりしてくるはずです。

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参考文献です。

  • 小林聖心女子学院 教育の特色・12年一貫教育・学習指導。

    4-4-4制、3つのStage、異学年での学び合いなど、12年間一貫教育の骨格を確認できます。

    12年間を3ステージに区分した4-4-4制のカリキュラムを導入しています。

    公式ページを見る
  • 小林聖心女子学院 宗教教育。

    学校生活全体を通して祈る心とキリスト教的価値観を育てる考え方を確認できます。

    学校生活全体を通して「祈る心」と「キリスト教的価値観」を身につけるように指導がなされます。

    公式ページを見る
  • 小林聖心女子学院 よくある質問。

    キリスト教信者でなくても学べることや、宗教教育で大切にしている内容を確認できます。

    キリスト教信者にならなければならない、ということもありません。

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  • 小林聖心女子学院 総合的な学習 ソフィータイム。

    ソフィータイムの意味と、課題設定からまとめ・表現までの探究の流れを確認できます。

    探究のプロセス<①課題設定②情報の収集③整理・分析④まとめ・表現>を大切にしています。

    公式ページを見る
  • 小林聖心女子学院 奉仕活動。

    1年生からの、おにぎり募金をはじめとする奉仕活動の内容を確認できます。

    1年生から奉仕の心を学ぶ。

    公式ページを見る

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