研究開発校が描く、次の学びのかたち
文科省の制度を生かした、伸びやかな設計です
独自教科「未来科」と「共創科」で、地域と世界をつなぎます
2012年度に文部科学省の研究開発学校に指定され、既存の教科を組み替えた「未来科」と「共創科」を導入しています。授業は地域の課題やSDGs(持続可能な開発目標)のテーマから出発し、調べて、協力して、社会へ発信する流れを一つの単元にまとめています。子どもは自分の言葉で考えたことをまとめ直し、次の行動へつなげます。全国から視察が続くのは、こうした往復運動が、学力と表現力の両方を確かに育てるからだと言えるでしょう。
公開研究会が、学校と大学の知を行き来させます
毎年2月の研究発表会では全教室を公開し、授業後に大学の研究者と現場教員が対話を重ねます。令和6年度は動画と指導案のオンライン配信も行われ、全国で800名を超える参加登録が集まりました。授業のねらいと子どもの反応をその場で検証できる場が、次の改良へとすぐに結びつきます。
大学連携と教育実習が、子どもを多方向から支えます
年間300名規模の実習生が、学びの伴走者になります
母体大学の学生が授業準備から振り返りまで担任と一緒に取り組みます。子どもは年齢の近い先輩に気軽に質問でき、先生は最新の教え方を試しながら改善できます。複数の視点で子どもを見る体制が整っているため、小さなつまずきが見落とされにくく、学びと心の両面で「埋もれない」環境が保たれます。
教室は常に「研究モード」で進化を続けます
実習生が新しい活動案や評価の手法を持ち込み、授業ごとにPDCA(計画、実行、評価、改善)の循環を素早く回します。担任は大学院の研究員とも協議して次の案を磨き、翌週には教室で確かめます。学びが止まらない仕組みが、学校全体のエネルギーになっています。
ICTとスタディ・ログで、探究を日常にします
1人1台端末と学習履歴で、学びを自分で整えます
スタディ・ログが、次の一歩を見える化します
板書の写真、実験の動画、考えを整理する図をクラウドに蓄積し、学習の履歴をいつでも振り返れます。自分と友だちの取り組みを比べながら次の行動を決める体験が、自己調整学習(自分で学びを管理する力)を育てます。研究テーマである「情報活用能力の育成」は、全国の研修記事でも取り上げられています。
家庭と共有するポートフォリオで、応援が具体になります
保護者は専用アプリで成果や過程を確認でき、面談では実物を見ながら支援のポイントを話し合えます。何が得意で何に時間がかかったのかが分かるため、家庭学習の質が上がり、やる気の維持にもつながります。
STEAMの実践で、教室と社会をひと続きにします
博多湾のマイクロプラスチックを、データで読み解きました
5年生はセンサーで取得した水質データをNumbersで分析し、解決策を3Dプリンタで試作しました。提案は英語と日本語でまとめ、行政に届けました。理科、算数、言語、ICTが連動する実体験が、学ぶ目的を鮮やかにします。
国立ならではの費用対効果と、挑戦を支える選抜です
公立並みの費用で、私立級の環境を享受できます
授業料ゼロで、先端の学びに触れられます
授業料は不要で、主な負担は教材費と給食費です。大学の研究設備や専門家の授業に公費でアクセスできるため、投じた費用に対して得られる学びが大きい点が魅力です。設備と人材に支えられた学習環境を、家庭の負担を抑えて選べます。
抽選併用の入試は、おおむね約5倍の狭き門です
志願者は年間でおよそ120名、募集は40名です。学力検査と行動観察を経て抽選を行うため、一次段階は約5倍、最終段階も高い競争率になります。挑戦を通じて準備を重ねるご家庭が多く、学校への関心も年々高まっています。
主体性と協働性を、授業の流れに組み込みます
選べる学びと対話の往復で、考えが深まります
個別探究と相互評価が、ふだんの授業に溶け込みます
子どもは思考ツールで自分の考えを整理し、ペアで振り返って視点を広げます。自分で選び、自分で決める場面と、他者の意見で練り直す場面を、行ったり来たりします。その往復が、論理の筋道とコミュニケーション力を同時に押し上げます。
立腰黙想の5分が、集中のスイッチになります
毎朝、背すじを伸ばして呼吸を整える時間を設けています。短い静けさが心のノイズを消し、授業への入り方が変わります。生活のリズムも整い、落ち着いて学べる土台になります。
久留米キャンパスの環境が、学びの手触りを豊かにします
アクセスの良さと自然の恵みが、日常にあります
西鉄久留米駅から徒歩圏で、時間を学びに回せます
都心からのアクセスが良く、通学の負担が少ない分、放課後のクラブ活動や家庭学習に余裕が生まれます。周辺には歴史資料館や水田天満宮など、足を運べる学習資源が点在しています。
大学施設とシームレスに連携し、専門性に触れます
理科センターや附属図書館を活用し、電子顕微鏡の観察や専門書のリサーチを日常的に行います。高い専門性にふれる経験は、知的な好奇心を長く支える力になります。
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参考文献と出典一覧
研究開発学校制度と教育課程特例校制度の公式データベースです。新たな教科設定や教科再編、個別最適な学びなどの制度趣旨を確認できます。
文部科学省 教育課程特例校制度・研究開発学校制度データベース
GIGAスクール構想の概要と1人1台端末の位置づけを示した文部科学省の公式ページです。ICT活用の基本方針の確認に有用です。
文部科学省 GIGAスクール関連ページ インデックス
学校における教育データの利活用に関する基本的な考え方とロードマップを示した資料です。学習履歴やポートフォリオの扱いを理解するのに役立ちます。
文部科学省 学校等における教育データの利活用に係る資料
研究開発学校制度の目的と運用の背景に触れる国立教育政策研究所の刊行物です。制度の全体像を把握する際の参考になります。
国立教育政策研究所 広報資料 第143号 内「研究開発学校に関する記述」
学習指導要領解説の総則編で、資質・能力や情報活用能力の考え方が整理されています。探究的な学びの基盤理解に適しています。
文部科学省 学習指導要領解説 総則編(小学校)抜粋PDF
