国立小学校のイメージ

国立小学校の行事と保護者参加を、家族の生活リズムから考えます。

国立小学校の行事と保護者参加を、家族の生活リズムから考えます。

子どもの入学を前に、国立小学校ではどれくらい保護者が学校に足を運ぶのか、生活との両立ができるのかを気にされる方は多いです。 授業参観や運動会だけでなく、大学と連携した研究授業や公開行事があると聞くと、「思っていたよりも忙しくなるのでは」と不安になるかもしれません。

国立小学校には、教育の研究と実践を担う学校という役割があります。 そのため、通常の行事に加えて、授業を公開したり、全国の先生方が見学に来たりする機会が比較的多いという特徴があります。 こうした特色を知ったうえで、家庭の働き方や生活リズムとどう折り合いをつけていくかを考えていくことが大切になります。

国立小学校の行事は、日常と研究が重なり合う場になります。

国立大学の附属小学校は、教員を育てる大学とつながった学校です。 文部科学省の資料では、国立大学附属学校は教育に関する研究に協力し、学生の教育実習の場となることが使命だと示されています。 この役割があるため、ふだんの授業そのものが研究の対象になり、授業を公開する機会も多くなります。

一般的な小学校にも運動会や学習発表会、保護者会などの行事がありますが、国立小学校では、こうした行事に加えて、研究発表会や公開研究会と呼ばれる日が設定されることがあります。 その日は全国から多くの先生方が来校し、子どもたちの授業の様子を見学します。 子どもたちはいつも通り学びながらも、たくさんの大人に見守られる、少し特別な一日を過ごすことになります。

研究発表会では、実際の授業を見てもらうだけでなく、授業づくりについて教員同士が話し合う場や、教育の専門家による講演が行われることもあります。 子どもは日常の延長として授業に取り組み、その姿が外の大人に開かれるかたちになります。 家庭から見ると、学校が社会とつながる窓がたくさん用意されている学校だと言えます。

授業公開や研究会は、子どもの学びを社会にひらく時間になります。

大学とつながる公開授業の一日は、いつもの教室に外のまなざしが加わります。

多くの国立小学校では、年間を通して複数回の公開授業や研究会が予定されています。 たとえば、筑波大学附属小学校や各地の国立大学附属小学校では、毎年「研究発表会」や「公開研究会」を開催し、授業を全国の先生方に見てもらう機会を設けています。 大学と連携した教育研究の成果を、実際の授業として示す場になっています。

教室には、ふだんの担任の先生に加えて、教育実習の学生や長期研修の先生が入ることもあります。 子どもたちは、いつもと同じ場所で勉強しているつもりでも、実は多くの大人が学び方を観察し、よりよい授業を探しているという環境にいます。 家庭から見ると、子どもの日常が教育の最前線とつながっていると言えるでしょう。

保護者にとっても、授業公開は学校の空気を肌で感じる貴重な場になります。

公開授業や学習参観の日には、保護者も教室に入り、子どもの学ぶ姿を見学することができます。 国立小学校では、研究テーマにもとづいた授業が行われることが多く、自分が小学生だった頃とは違う授業の進め方を見ることもよくあります。 タブレット端末を使った話し合い活動や、自分で調べて発表する探究的な学びなど、新しい学び方に触れる機会にもなります。

参観のあとに開かれる保護者会や説明会では、その日に見た授業について、学校側からねらいや工夫を聞くことがあります。 そこで研究テーマや学力観といった言葉が出てきても、難しい専門用語というより、「子どもにどんな力を育てたいか」という話として聞いていくと、家庭での声かけにもつなげやすくなります。

保護者の参加は、多いと言われがちですが、意味づけ次第で見え方が変わります。

参加の頻度はたしかに高めですが、内容は学校ごとに違います。

国立小学校は、一般的に保護者が学校に出向く機会が多いと言われます。 授業参観や懇談会にくわえ、研究発表会の準備や当日の受付など、学校によっては保護者が運営を手伝う場面もあります。 学年や役割によっては、年度を通して複数回参加することも珍しくありません。

とはいえ、その頻度や負担感は、学校や年度、担当する役割によって大きく異なります。 毎週のように通うことになる委員会もあれば、年に数回だけ参加すればよい仕事もあります。 どの程度の関わりが必要なのかは、入学説明会や在校生の保護者の話を通して、できるだけ具体的にイメージしておくと安心です。

「手伝い」ではなく「子どもの学びを支える時間」と考えると、心持ちが少し変わります。

保護者参加の機会が多いと、「仕事を休む回数が増えるのでは」と不安になる方もいます。 一方で、国立小学校側は、研究校としての役割を果たすために、授業や調査への協力を保護者にもお願いしています。 たとえば、大学と連携する調査に協力したり、公開研究会の日に来校して授業を見ていただいたりすることがあります。

こうした依頼を、単なる負担ではなく「子どもの学びの場づくりに一緒に関わる時間」ととらえ直すと、見え方が変わってきます。 自分の子どもだけでなく、同じ教室で学ぶ子どもたち全体の成長に、少しだけ関わっているという感覚を持てると、参加の意味も見つけやすくなります。

共働き家庭でも、国立小学校との付き合い方は工夫できます。

全部に出ることを前提にせず、わが家なりの優先順位を決めます。

共働き家庭が増えるなかで、「すべての行事に参加しなければいけない」と考えると、どうしても苦しくなります。 実際には、学校側も、家庭の事情がそれぞれ違うことを理解しています。 出席できる行事と難しい行事があることを、早めに担任の先生に相談しておくことで、無理のない参加のしかたを探ることができます。

たとえば、年度のはじめに、絶対に出たい行事を家族で話し合っておきます。 入学式や運動会、学習発表会など、子どもが「見てほしい」と感じる場面は、できるだけ予定を調整するよう意識します。 一方で、平日昼間の短時間の集まりなどは、家族内で担当を分けたり、年度ごとに参加できる回数の目安を決めたりすると、負担感が減ります。

参加できない日こそ、家庭での会話が子どもの支えになります。

どうしても仕事の都合で参加できない行事が出てくることもあります。 そのときは、「行けなかった」という事実だけで終わらせず、家での会話を通して子どもの気持ちに寄り添うことが大切になります。

行事の日の夜に、「今日はどんな人が学校に来ていたの」「授業で一番おもしろかったことはどんなこと」と、少し詳しく聞いてみます。 子どもが話してくれた内容を受け止めて、「そんなことを頑張っていたんだね」と伝えるだけでも、「見てもらえた」という感覚につながります。 実際に教室には行けなくても、家庭での対話を通して、学びの時間に一緒に参加することはできます。

放課後の預かりや支援体制も、合わせて確認しておきます。

国立小学校でも、共働き家庭を支える取り組みが広がっています。

国立大学附属学校の役割についての議論では、共働き家庭が通いやすい学校づくりの必要性も指摘されています。 たとえば、放課後児童クラブや学童保育を充実させたり、地域と連携して子どもを見守る仕組みを整えたりすることが挙げられています。 こうした取り組みは、学校によって内容が違うため、志望校を選ぶ際には、行事だけでなく放課後の環境についても確認しておくと安心です。

行事の日に、きょうだいの預け先をどうするかという問題もあります。 学童保育が開いている時間や、きょうだいを連れて参加してよい場面など、具体的な運用については在校生の保護者の経験談が参考になります。 説明会や学校公開のときに、先輩家庭の声に耳を傾けておくと、自分の家庭にとっての現実的なイメージがつかみやすくなります。

わが家らしい「学校との距離感」を考えるきっかけにします。

国立小学校の行事の多さを、子どもの成長を間近で感じる機会ととらえます。

国立小学校の行事と保護者参加の特徴をながめると、「忙しそう」という印象と同時に、「子どもの学びをよく見られる場が多い」という面も見えてきます。 授業公開の日に教室で見た子どもの表情や、研究発表会のあとに聞いた先生の話は、家庭での声かけや将来の学び方を考えるヒントにもなります。

もちろん、すべての家庭が同じように参加できるわけではありません。 仕事の状況、祖父母のサポートの有無、きょうだいの年齢など、家庭ごとに条件は大きく違います。 大切なのは、学校に合わせて家庭を変えることではなく、家庭の事情をふまえながら、学校との付き合い方を少しずつ調整していくことです。

行事の予定表を、家族のカレンダーと重ねて対話のきっかけにします。

入学後に配られる年間行事予定表を、家のカレンダーと並べて眺めてみます。 参加したい行事の日には印をつけ、仕事の繁忙期と重なりそうな時期には、あらかじめ夫婦や祖父母と話し合っておきます。 その時間は、単にスケジュールを調整するだけでなく、「どんな場面を子どもと一緒に経験したいか」を確認し合う機会にもなります。

国立小学校の行事と保護者参加は、たしかに手間も時間もかかります。 それでも、子どもの学びの現場を間近で見て、先生や他の保護者と対話できる場が多いことは、大きな魅力でもあります。 わが家にとっての「ちょうどよい関わり方」を考えながら、学校との距離感を少しずつ形にしていけるとよいでしょう。

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参考にできる外部の資料。

国立大学附属学校の設置目的や使命として、教育に関する研究への協力や教育実習の場としての役割が示されています。

文部科学省「国立の附属学校の概要」。 文部科学省の資料ページ。

国立大学附属学校が、実験的で先導的な学校教育や教育実習の実施を担っていること、全国に多くの附属学校園があることがまとめられています。

全国国立大学附属学校連盟「国立大学附属学校とは」。 全附連の公式サイト。

大学附属の研究校として、年間を通して多くの教員が授業を参観することや、保護者にも研究のための調査協力をお願いしていることが説明されています。

お茶の水女子大学附属学校園「よくある質問」資料。 お茶の水女子大学附属学校園の案内資料。

国立小学校の研究発表会について、公開授業や研究協議会などの内容を、保護者にも分かりやすく紹介しています。

マジカルパス「国立小学校の教育を深く知る、研究発表会という窓口」。 マジカルパスの解説記事。

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