ノートルダム学院小学校

ノートルダム学院小学校の学び方とは。習熟度別算数と体験学習の特色を詳しく解説

結論まとめ

まず押さえたい結論

ノートルダム学院小学校の学びは、算数を理解度に合わせて深める仕組みと、山の家学習や礼法、キャリアデザインのような体験を通して考える仕組みを合わせて見ることが大切です。教室で学んだことを、手を動かし、人と関わり、自分の言葉で表すところまでつなげる学校だと考えると、相性を判断しやすくなります。

こんな家庭に向いています

ノートルダム学院小学校を受験候補にしている家庭、京都の私立小学校選びで算数や探究学習を重視したい家庭、体験学習が子どもに合うか確認したい家庭に関係する内容です。

先に知っておきたいこと

習熟度別算数、PBL、山の家学習、礼法、キャリアデザインは公式情報で確認できますが、学年別の活動内容や行事は年度によって変わる場合があります。受験前には、教育の特色、カリキュラム紹介、学校案内、募集要項を公式情報で確認してください。

迷ったときの選び方

迷ったときは、速く解けるかだけでなく、途中の考えを話せるか、体験したことを自分の言葉にできるか、分からないことにも落ち着いて向き合えるかを見てください。

ノートルダム学院小学校は、理解に合わせる学びと、体でわかる学びが同時に動く学校です

ノートルダム学院小学校の学びは、算数を理解度に合わせて深める仕組みと、体験を通して考える仕組みを合わせて見ることが大切です。教室で学んだことを、手を動かし、人と関わり、自分の言葉で表すところまでつなげる学校だと考えると、6年間の相性を判断しやすくなります。

学校選びでは、英語や進学面に目が向きやすいですが、ノートルダム学院小学校らしさがはっきり出るのは、算数、PBL、山の家学習、礼法、キャリアデザインのつながりです。子どもを一律に進ませるのではなく、その子の理解の深さや、今いる場所に合わせて学び方を変えていること。さらに、教室の中だけで理解を終わらせず、体験を通して知識を自分のものにしていくこと。この2つが同時に動いています。

受験を考える家庭にとっても、ここは見落としにくいところです。早くできる子が有利なのか。体験学習は楽しいだけで終わらないのか。探究と呼ばれる学びは、実際にどこまで考える力につながるのか。ノートルダム学院小学校を検討するときは、こうした問いを持って見ると、学校の輪郭がかなり具体的になります。

算数は、同じ内容を同じ速さで学ばないところに強みがあります

算数の習熟度別指導は、ノートルダム学院小学校の独自性がよく見える仕組みです。公式情報では、算数の習熟度別に2クラスを3グループに分け、同じ単元でもレベルを変えて授業を行うとされています。グループ分けはテスト結果をもとにしつつ、本人の希望も考慮されます。

ここで大切なのは、点数だけで機械的に振り分けるのではなく、子どもの学びやすさや気持ちも見ながら整えていく点です。速く進めることだけを目的にした制度ではなく、理解の深さや学ぶ姿勢に合わせて、算数に向き合う場所をつくる仕組みだと見ると分かりやすくなります。

用意されているのは、ユークリッドクラス、ガウスクラス、オイラークラスの3つです。ユークリッドクラスでは、教科書の内容を超えた発展的な学習を行い、抽象的に考える力を高めます。ガウスクラスでは、教科書内容を土台にしながら応用問題に挑戦し、筋道を立てて考える力を養います。オイラークラスでは、少人数の環境で教科書の内容をじっくり丁寧に学びます。

できる子だけを先へ進める制度ではなく、それぞれの学びの居場所をつくる制度です

この仕組みのよさは、算数が得意な子だけを前に進めることではありません。わかるまで考えたい子にも、もっと先まで行きたい子にも、それぞれの学びの居場所があることです。

算数は、早く答えが出ることばかりが価値になりやすい教科です。けれど、ノートルダム学院小学校の習熟度別算数を見ると、速さだけでなく、考え続けることそのものに居場所をつくろうとしていることが分かります。

受験前の家庭では、計算の速さだけでなく、途中式や考え方を言葉にする習慣を見ておくとよいでしょう。「どうしてそう思ったの」「別のやり方もありそうだね」「今日はここまで考えられたね」といった声かけは、この学校の算数の考え方と重なりやすいです。

算数の土台は、反復と考え抜く経験の両方で支えています

ノートルダム学院小学校では、習熟度別算数だけで算数の力を支えているわけではありません。公式情報では、数学検定や算数検定、教員が作成するテスト、計算大会などを通して、学習状況を細やかに確認していることが紹介されています。

ここには、派手さはありません。けれど、基礎を繰り返し確かめることで、子どもが自分の理解を見直しやすくなります。算数は、わかったつもりが残りやすい教科でもあります。だからこそ、短期的に先へ進むことだけでなく、基礎を確かめる機会があることは、安心材料になります。

一方で、全学年でPBLを導入し、覚えるだけの教育から、自分で考える教育への転換を図っていることも示されています。つまり、基礎だけでもなく、応用だけでもありません。反復で支え、問いで伸ばす。この2つを分けずに持っている点が、ノートルダム学院小学校の算数らしさです。

体験学習は、知ることを、残る学びに変える時間です

ノートルダム学院小学校の生活・総合学習は、学年テーマ、山の家学習、礼法の3本柱を中心に組まれています。ここで見えてくるのは、体験を行事として置いているのではなく、学びの中心に置いていることです。

授業で知ったことを実際に見て、触れて、考え、最後に誰かへ伝えるところまでが1つの流れになっています。体験が多い学校というだけでなく、体験を通して考え、深め、発表する学校だと捉えると、教育の方向性が見えやすくなります。

学年テーマの広がり方にも特徴があります。低学年では、家族や学校の周辺といった身近な世界から始まります。中学年では、京都から日本へと視野が広がります。高学年では、日本から世界へと目線が伸びていきます。いきなり大きな社会課題へ向かうのではなく、自分の足元から始めて、だんだん遠くを見る構造です。

学年が上がるほど、自分で問いを立てて伝える力が求められます

学年テーマの内容も具体的です。公式情報では、1年生の大茶会、2年生の野菜づくりや地域プロジェクト、3年生の京都大研究、4年生の稲作や環境学習、5年生の平和学習、6年生のディスカバリーが紹介されています。

低学年では、身近な人や場所との関わりから学びが始まります。中学年では、自分の地域や京都、日本へと関心が広がります。高学年では、平和や社会、世界とのつながりを考える学びへ進んでいきます。

この流れを見ると、ノートルダム学院小学校の体験学習は、ただ楽しい経験を積み重ねるだけではないことが分かります。学年が上がるほど、問いの立て方、自分の考えの持ち方、相手に伝える力が求められていきます。

山の家学習は、自然に行くことではなく、自然の中で考える学びです

山の家学習では、里山での体験学習を中心に、畑作、稲作、自然観察、ものづくりなどに取り組むとされています。ここで育てたいのは、知識の確認だけではありません。土や草花や生き物に触れること。友だちと協力して何かを作ること。うまくいかない場面も含めて、自分の体で学ぶことです。

教室で学ぶ知識は大切です。ただ、低学年から高学年までの子どもにとっては、実際に見たもの、触れたもの、苦労したもののほうが記憶に残りやすい場合があります。山の家学習は、そうした実感を伴う学びを積み重ねる場だと考えるとよいでしょう。

4年生の稲作や環境学習のように、社会科や理科の内容と体験がつながると、学びは机の上だけで終わりにくくなります。自分で育てる、観察する、収穫する、振り返るという経験があるからこそ、知識が生活や社会と結びついていきます。

礼法は、きれいに見せる作法ではなく、相手を思う形として学びます

礼法学習も、ノートルダム学院小学校を語るうえで欠かせません。公式情報では、各学年で年間3回、学年担任指導の礼法学習に取り組み、校内のお茶室を使って段階的に盆略点前を学ぶとされています。本格的なお茶席でのおもてなしも体験します。

ここで大切なのは、所作だけを覚える時間ではないことです。相手のために場を整えること。落ち着いて動くこと。手順の向こうにある思いやりを感じること。それが礼法の核になります。

1年生の大茶会は、その入口として分かりやすい行事です。家族を招いて感謝を形にする経験は、上手に振る舞う練習だけではありません。誰かのために準備すること、ありがとうを形にすること、人を迎える側になることを、体を通して学ぶ時間になります。

家庭科や食に関する学びも、生活と結びついた体験になっています

ノートルダム学院小学校のカリキュラム紹介では、家庭科で実習実践を多く取り入れていることも示されています。5年生では、味噌仕込みから給食の献立決め、出汁についての学び、食礼での実習までが紹介されています。6年生では、献立作りから買い物、お弁当作り実習、会計までを含む学びが紹介されています。

こうした学びは、料理が上手になることだけが目的ではありません。家庭生活の中にある課題に気づき、自分で工夫してみる経験になります。食べること、準備すること、計画すること、感謝することをつなげて考えると、日常生活そのものが学びになります。

学校選びでは、主要教科の強さだけに目が向きがちです。ただ、生活と結びつく学びがあるかどうかは、子どもの自立や家庭での会話にも関わります。ノートルダム学院小学校は、こうした日常の体験も、学びの中に丁寧に入れている学校だといえます。

PBLは、調べるだけでなく、自分で考えて伝える学びです

ノートルダム学院小学校では、全学年でPBLを導入しています。PBLは、Project Based Learningの略で、課題を見つけ、調べ、考え、まとめ、伝える学び方です。公式情報では、覚えるだけの教育から、自分で考える教育への転換を図っていることが示されています。

この学びで大切なのは、正解を先に教わることだけではありません。疑問を持つこと。試してみること。うまくいかなかった理由を考えること。友だちと話し合うこと。そして、自分の言葉で伝えることです。

体験学習が多い学校というだけでは、学びは残りきりません。経験したあとに、振り返って、自分の考えとして言葉にし、他学年や保護者、社会で関わる人へ向けて発表するところまで進めるからこそ、その体験が自分のものになります。

理科や算数でも、実感のある学びを大切にしています

カリキュラム紹介では、算数や理科においても、実験や探究活動、習熟度別の挑戦を通して、理数的な考え方を楽しく身につけていくことが紹介されています。ここには、理科や算数を、机の上だけで終わらせない姿勢があります。

理科や算数は、用語や公式を覚えるだけでは、子どもの中に残りにくいことがあります。実験する、比べる、失敗する、もう1度考えるという経験があると、知識は自分の実感と結びつきやすくなります。

受験前の家庭でも、プリントだけに寄せすぎず、日常の中で数や重さ、時間、植物、天気、食べ物に目を向ける機会を作ると、学校の学び方とつながりやすくなります。

キャリアデザインは、将来を早く決めるためではなく、社会とつながるためにあります

キャリアデザインプログラムも、ノートルダム学院小学校の独自性を強く感じる部分です。ここでいうキャリアは、早く職業を決める話ではありません。企業や卒業生とのつながりを生かし、さまざまな仕事や生き方に触れながら、子どもの興味や関心の幅を広げていく学びです。

公式情報では、1万人を超える卒業生ネットワーク、企業の出張授業、卒業生の講演会や体験会、企業とのコラボ企画などが紹介されています。単なる職業紹介ではなく、教科学習と実社会を結びつけることが特徴です。

企業の出張授業では、給食で使う出汁の授業、和菓子づくり、企業連携による社会課題の学びなどが紹介されています。卒業生による講演会や体験会では、伝統文化、先進医療、金融教育など、子どもがふだんの教室だけでは出会いにくい世界へ触れていきます。

社会の話を、遠いもののままにしないことが特徴です

キャリアデザインプログラムのよさは、社会の話を遠いままにしないことです。学ぶことが、教科書の外でどう使われるのか。自分の考えが、誰かの役に立つことはあるのか。そうした感覚を、小学生のうちから持ちやすくなります。

受験準備でも、知識を詰め込むだけに寄りすぎると、この学校らしさとは少しずれやすくなります。大切なのは、「どう思ったの」「それは誰の役に立ちそうかな」「ほかの方法もありそうかな」と、自分の考えと社会を結びつける会話があることです。

小学生の段階で将来を1つに決める必要はありません。むしろ、いろいろな人や仕事、生き方に出会い、知らない世界にも興味を持てることが、キャリアデザインの入口になります。

受験前に家庭で見ておきたいのは、速さより受け取り方です

ノートルダム学院小学校の学びに合いやすいのは、何でも先にできる子だけではありません。分からないことがあっても考え続けられる子。体験したことを、自分の言葉で少しでも話せる子。人の話を聞いて、やり取りができる子。誰かのために動く意味を、少しずつ感じられる子。そうした土台があると、入学後の学びが広がりやすいでしょう。

家庭で特別なことを増やしすぎる必要はありません。買い物のときに数を考えてみること。出かけたあとに、「何がいちばん印象に残った」と聞いてみること。お手伝いのあとに、「助かったよ。どう工夫したの」と返してみること。こうした日常のやり取りが、考える力や伝える力の土台になります。

子どもへの声かけも、「早くして」だけではなく、「どこまで分かった」「何が難しかった」「次はどうしてみる」と、途中を見てあげる言葉のほうが、この学校の学びとつながりやすいです。

学び方まで見て学校を選びたい家庭には、相性が見えやすい学校です

ノートルダム学院小学校は、学力を軽く見る学校ではありません。習熟度別算数、教科担任制、外部検定や大会、学習状況の確認など、基礎学力を支える仕組みも丁寧に置かれています。

一方で、その学力を、競争のためだけに置いていないところが特徴です。分かること、考えること、体験すること、人のために使うこと。その流れが1本でつながっているから、学校全体に独自の輪郭が生まれています。

算数の習熟度別指導を見れば、その子に合う場所で伸ばしたい学校だと分かります。山の家学習や礼法を見れば、知識を体に通して残したい学校だと分かります。PBLやキャリアデザインを見れば、問いを持ち、自分の考えを社会へつなげたい学校だと分かります。点数だけでは測れない部分を大切にしながら、基礎学力も曖昧にしない。この両立を6年間で形にしたい家庭にとって、ノートルダム学院小学校は考えやすい選択肢になるでしょう。

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ノートルダム学院小学校を検討するときは、通学や学校行事、放課後の過ごし方も家庭で確認しておきたい点です。家庭でGPSサービスを検討する場合は、学校のルール、電池の持ち、通知の仕組み、月額費用を確認してから選ぶと安心です。

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ノートルダム学院小学校では、英語を含む多様な学びも学校生活に組み込まれています。英語教材を検討する場合は、先取りの量だけで選ばず、子どもの興味、家庭で聞く時間を作れるか、ほかの受験準備や生活リズムと両立できるかを確認してください。

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参考文献

ノートルダム学院小学校「教育の特色」。PBL、教科担任制、習熟度別算数、放課後学習会、各種検定・大会について確認できます。公式ページを見る

全学年でPBLを導入していること、5年生から習熟度別算数が始まること、2クラスを3グループに分けて算数を学ぶことを確認できます。

ノートルダム学院小学校「カリキュラム紹介」。学年テーマ、山の家学習、礼法、家庭科、宗教、体験を伴う学びについて確認できます。公式ページを見る

学年テーマ、山の家学習、礼法の3本柱を中心にカリキュラムをつくっていることを確認できます。

ノートルダム学院小学校「キャリアデザインプログラム」。企業の出張授業、卒業生との交流、企業とのコラボ企画、社会とつながる学びについて確認できます。公式ページを見る

企業や卒業生とのつながりを活かし、さまざまな職業や生き方に触れるプログラムであることを確認できます。

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