この記事は、1人の意見だけでなく、複数の研究や公的情報、さらに多くの研究をまとめて見た情報を参考に、家庭で考えやすい形に整理しています。
ノートルダム学院小学校は、「通えるか。」と「払い続けられるか。」と「放課後が回るか。」まで見て、相性がはっきりする学校です。
ノートルダム学院小学校を考えるとき、教育方針や英語、算数の特色だけで決めきれない家庭は少なくありません。実際に6年間を支えるのは、毎朝の通学です。毎年払う学費です。そして、授業が終わったあとをどう組み立てるかです。この3つを具体的に見ていくと、入学後の生活が急に現実になります。
この学校は、通いやすそうに見える学校です。地下鉄烏丸線の松ヶ崎駅から徒歩6分です。京都市バスの野々神町停留所からも近く、地下鉄とバスの両方で組み立てやすい立地です。しかも、学校は北山の閑静な住宅街にあります。落ち着いた環境に魅力を感じる家庭は多いでしょう。ただ、アクセスがよいことと、毎日無理なく続くことは少し違います。学校選びでは、その差を先に見ておくほうが、あとで迷いにくくなります。
通学は、「行ける。」ではなく「続けられる。」で考えると見え方が変わります。
所在地は、〒606-0847 京都市左京区下鴨南野々神町1-2です。学校公式では、地下鉄烏丸線「松ヶ崎」駅2番出口から徒歩6分と案内されています。京都市バスを使う場合も、野々神町停留所で降りて2分です。学校のアクセス案内では、京阪出町柳駅から市バス4系統で13分、京都河原町駅から30分、修学院駅から北8系統で10分という目安も示されています。
数字だけを見ると通いやすそうですし、実際に大津、草津方面、高槻方面からも通学例があります。FAQでも、京都市内だけでなく、京都府内山城エリア、大阪府北摂エリア、滋賀県エリアまで広く通学していると案内されています。ただ、ここで見ておきたいのは、広く通える学校であることと、自分の家庭の朝にそのまま合うことは同じではない、という点です。
たとえば、駅まで歩く時間、乗り換えのしやすさ、改札から地上に出る流れ、雨の日の荷物、冬の朝の暗さまで入れて動いてみると、印象はかなり変わります。平日の同じ時間帯で1度試すだけでも、家を出る時刻、朝食の時間、下の子の送り出し、保護者の出勤との重なり方が見えやすくなります。学校選びでは、この試走が思っている以上に役立ちます。
1年生の通学支援があるので、遠距離通学の入口が少しやわらかくなります。
ノートルダム学院小学校のよいところは、通学を子ども任せにしていないことです。FAQでは、1年生は最初の1週間を保護者送迎とし、その次の1週間は担任が烏丸御池、四条、京都などの主な乗換駅まで付き添うと案内されています。その後も、最寄り駅やバス停まで担任が送り、少しずつ1人で登下校する形へ移していきます。
この仕組みは、遠方から通う家庭にはかなり大きな安心材料です。最初から全部を自分で回せる子は多くありません。だから、学校が段階を刻んで通学の自立を支えてくれることには意味があります。通学班もあり、ルートや乗り換えの安全面を確認する場が設けられているため、6年間の通学を学校側も生活の一部として捉えていることが伝わってきます。
登下校時には、正門の出入りに合わせて保護者へ通知が届く見守りサービスもあります。遠方通学で必要な場合は、許可制でキッズ携帯の所持も認められています。家庭では、「ちゃんと行けるかな」と曖昧に心配し続けるより、「どこまで一緒に行くか」「どこで連絡を入れるか」「遅れたらどうするか」を先に話しておくほうが、子どもも落ち着きやすいでしょう。
学費は、「年額。」と「初年度。」を分けると現実に落ちます。
学費は、入学金だけで見ると判断を誤りやすくなります。2025年度年額として公開されている金額は、授業料606,000円、施設設備費126,000円、教育充実費120,000円、給食費145,200円です。さらに、1年生から3年生はICTタブレット積立金42,000円、修学旅行積立20,000円、父母の会会費15,000円がかかります。初年度は、制定品として制服やかばんなどに約150,000円が必要です。教材費や校外学習費は別途です。
入学時には、別に入学金200,000円も必要です。見えている範囲だけを合計しても、初年度は約1,424,200円になります。ここに教材費や校外学習費などが加わるので、実際にはもう少し見ておくほうが安心です。逆に言えば、数字を先に出してしまうと、漠然とした不安は減りやすくなります。学費は怖がって後ろに回すより、家計に当てはめて先に具体にしたほうが判断しやすいです。
しかも、学校公式では、学費と給食費は3期に分けて納入すると案内されています。1回で全額を払う形ではないため、年間の資金繰りとして考えることもできます。祖父母の支援を含めて家族で相談する家庭なら、入学前に「初年度の山」と「2年目以降の続き方」を分けて見ておくと、話し合いがしやすくなります。
ここで視点を少し変えると、学費は高いか安いかだけで決めるものではありません。その金額で、通学支援があり、校内給食があり、1人1台のICT環境があり、放課後の受け皿も校内にあると考えると、見え方は変わります。もちろん家庭ごとの優先順位はありますが、授業そのもの以外に何が含まれているかまで見ておくほうが、納得して選びやすいでしょう。
放課後は、「預け先。」ではなく「生活の続き。」として整えられています。
入学後の暮らしを具体にするとき、見落としやすいのが15時以降です。ノートルダム学院小学校では、15時10分頃から下校が始まり、15時30分以降はASCとASAにつながります。授業が終わってからの時間まで学校の中で組み立てられるので、共働き家庭にとってはかなり大きな意味があります。
ASCは、After School Careの略で、校内の学童保育です。対象は1年生から6年生で、保護者の就労の有無は問いません。ここが特徴です。仕事をしている家庭だけの制度ではなく、必要な家庭が使える仕組みとして開かれています。2021年度からは専門の運営会社に委託され、放課後、土曜日、春夏冬の長期休暇まで対応しています。
内容も実務的です。宿題をして、おやつを食べて、外遊びや読書、制作などをして過ごします。平日のレギュラーASCは18時30分まで、ショートASCは17時までです。ショートASCはお迎えなしで下校する形です。スポット利用もできるので、毎日は使わなくても、必要な日だけ入れやすい設計になっています。長期休暇中は昼食も有料で用意されるため、お弁当の負担を軽くしたい家庭には助かるでしょう。
この学校の放課後がよいのは、ただ預かるだけで終わらないことです。宿題を終えてから帰る流れがあり、家に戻ってからの時間が少し軽くなります。保護者の声としても、帰宅後の余裕や、夏休みの昼食の負担軽減が挙げられています。家庭での声かけも、「帰ってから全部やらなきゃ」ではなく、「学校でどこまで進んだ」「今日は何して過ごした」と受け止めるほうが、生活のリズムを作りやすいでしょう。
ASAは、「送迎いらずで、好きが広がる。」放課後です。
ASAは、After School Activityの略で、放課後や土曜日に学校内で完結する課外講座です。送迎がいらず、学校からそのまま受けられることが大きな強みです。ピアノ、サッカー、英語、理科実験、体操、そろばん、茶道など、20を超える講座があり、まだ何が向いているか分からない子でも試しやすい構成です。
とくに英語は、学年別のAfter School English、資格試験につながるTest Preparation for English、上級者向けのAdvanced English Pre-Advancedと、力に合わせた段階があります。学校本体の英語教育と放課後講座がつながっているので、興味がある子は伸ばしやすいですし、放課後に別の場所へ移動しなくてよい点も生活上の負担を下げてくれます。
放課後をどう過ごすかは、学校選びの脇役に見えますが、実際には主役に近いです。授業が魅力的でも、下校後が毎日ばたつくと、家庭は疲れてしまいます。逆に、学校の中に受け皿があると、夕方からの家族時間を守りやすくなります。学校選びでは、学力だけでなく、夜までの生活が回るかを見ておくと、入学後の後悔が減りやすいです。
この学校が合いやすいのは、「教育。」と「暮らし。」を分けずに見たい家庭です。
ノートルダム学院小学校は、アクセスだけ見れば通いやすく、学費だけ見れば軽い学校ではありません。けれど、通学支援があり、見守りがあり、年額と初年度費用の輪郭が比較的見えやすく、放課後も校内でつなげられる学校です。つまり、教育内容だけでなく、生活全体まで設計されている学校だと言えます。
向いているのは、学校の理念に共感するだけでなく、その理念を毎朝の通学と、毎月の支払いと、夕方の過ごし方まで含めて回していきたい家庭でしょう。反対に、通学時間に無理があるまま憧れだけで決めたり、学費を後で何とかなるだろうと曖昧にしたりすると、入学後にしんどさが出やすくなります。
見学や説明会のあとに家で話すなら、「良い学校だった」で終えずに、「朝は何時に出る」「年間ではいくらくらいかかる」「放課後はASCを使うか」「雨の日はどうするか」まで、1つずつ現実に置いてみるのがおすすめです。その会話ができるほど、学校選びはぐっと自分たちのものになります。
お子さまにぴったりのランドセルが簡単に見つかる!
ランドセル診断はこちらからご利用いただけます。
おすすめのお受験用品や教育PR
おすすめ英語教材はこちらPR
関連記事はこちら
参考文献。
ノートルダム学院小学校 「交通アクセス」
地下鉄烏丸線「松ヶ崎」駅2番出口から徒歩6分。
学校所在地、最寄り駅、野々神町停留所からの距離、大津、草津、高槻方面からの通学例を確認できます。
https://www.notredame-e.ed.jp/access/ノートルダム学院小学校 「募集要項・出願」
授業料等納付金 2025年度年額。
授業料、施設設備費、教育充実費、給食費、ICTタブレット積立金、修学旅行積立、父母の会会費、制定品、入学金を確認できます。
https://www.notredame-e.ed.jp/admissions/application/ノートルダム学院小学校 「アフタースクール」
授業後〜18:30。
ASCの対象、会員種別、利用時間、長期休暇中の昼食、ASAの講座数や校内完結の仕組みを確認できます。
https://www.notredame-e.ed.jp/schoollife/afterschool/ノートルダム学院小学校 「よくあるご質問」
最寄り駅(松ケ崎、バス停)まで担任が送る。
1年生の通学支援、登下校の見守り、通学エリア、キッズ携帯、ASCとASAの運用を確認できます。
https://www.notredame-e.ed.jp/admissions/faq/京都市交通局 「京都市バス時刻表 野々神町」
野々神町。
学校最寄りのバス停として使われる野々神町停留所の系統や時刻を、公的機関の案内で確認できます。
https://www2.city.kyoto.lg.jp/kotsu/busdia/hyperdia/menu086.htm