勉強より遊びが大事って本当?

結論まとめ

まず押さえたい結論

非認知能力は、机上の先取り学習だけで育つものではなく、遊び、会話、試行錯誤、生活習慣の中で少しずつ育つ力です。小学校受験を考える家庭でも、準備量を増やす前に、睡眠、遊び、親子の対話が守れているかを確認しましょう。

こんな家庭に向いています

未就学期から小学校低学年の子どもがいる家庭、小学校受験や幼児教室を検討している家庭、非認知能力、家庭学習、読書、遊びのバランスに迷っている保護者に関係する内容です。

先に知っておきたいこと

受験準備や教材は、子どもの発達や生活リズムに合う範囲で使うことが大切です。費用、通塾時間、宿題量、親子の負担が大きくなりすぎていないかを見ておきましょう。

迷ったときの選び方

迷ったときは、合格実績や評判だけでなく、子どもが自分で考える時間、遊び込む時間、安心して失敗できる時間を残せるかを基準にします。

最終更新日:2026年6月16日私たちについて商品評価基準

この記事は、発達や学びについて、1人の意見だけでなく、複数の研究や公的情報、さらに多くの研究をまとめて見た情報をもとに整理しています。

非認知能力と小学校受験準備は、遊びと学習のバランスで考えます

まず押さえたいのは、遊びを削りすぎないことです

非認知能力は、日常の経験から育ちます

非認知能力は、点数だけでは測りにくい、意欲、粘り強さ、協調性、感情の調整、自分で考える力などを指す言葉として使われます。小学校受験や中学校受験を見すえる家庭でも、幼児期にはドリルや模試だけでなく、遊び、会話、絵本、生活習慣、失敗してやり直す経験を大切にしたいところです。

その理由は、幼児期の子どもは、遊びの中で言葉を使い、人と関わり、体を動かし、試行錯誤しながら学ぶからです。受験準備をする場合でも、机に向かう時間を増やすことだけを目的にせず、子どもの生活全体の中で無理なく続けられる形を考えることが大切です。

動画の論点は、受験準備をどう整えるかです

動画では、幼児期の遊びが育てる力と、小学校受験の準備が過熱する背景が語られています。この記事では、動画の内容をもとに、非認知能力、家庭学習、受験準備、教育費、学校選びの考え方を、保護者が実際に使いやすい判断軸として整理します。

特定の受験方法や教材をすすめる記事ではありません。小学校受験をする家庭も、しない家庭も、子どもの年齢、性格、興味、生活リズム、家庭の方針に合わせて、学び方を見直すための材料として読んでください。

動画で語られた非認知能力のポイント

ことばで表す力、感じ取る力、やり抜く力が話題になりました

動画では、幼児期に育てたい基礎的な力として、ことばで表す力、感じ取る力、やり抜く力が示されています。これらは、受験問題の正解数だけでは見えにくい力ですが、小学校以降の学びや友達関係、家庭での対話に関わる大切な力です。

ただし、非認知能力は短期間で一気に伸ばすものではありません。特定の教材や習い事だけで身につくと考えるより、毎日の遊び、絵本、会話、手伝い、外遊び、制作、友達との関わりの中で少しずつ育つものとして見ていきます。

小学校受験の準備は、家庭の不安と結びつきやすいです

動画では、都市部で私立小学校への関心が高まり、幼児教室、模試、講習、教材などの費用が大きくなる家庭もあると紹介されています。費用や準備量は家庭によって大きく異なるため、金額だけを一般化することはできませんが、受験準備が家計や親子の時間に影響しやすい点は確認しておきたいところです。

小学校受験では、合格実績やブランドへの期待が高まるほど、保護者が不安を感じやすくなります。その不安から準備を増やしすぎると、睡眠、遊び、園生活、親子の会話が圧迫される場合があります。まずは、家庭に合う準備量かどうかを確認しましょう。

動画で語られた視点 保護者が確認したいこと 家庭での見方
ことばで表す力 絵本、会話、ごっこ遊び、説明する経験 正しい答えより、子どもが自分の言葉で話せるかを見ます
感じ取る力 外遊び、音、色、体の動き、人の表情への気づき 体験の量だけでなく、感じたことを受け止める時間を大切にします
やり抜く力 積み木、工作、パズル、失敗して直す経験 成功だけでなく、途中で考え直す姿を見ます
受験準備の過熱 費用、通塾時間、宿題量、親子の負担 準備を増やす前に、生活リズムが守れているかを確認します

遊びが非認知能力につながる理由

ことばで表す力は、会話と物語づくりで育ちます

ごっこ遊びは、言葉を使う練習になります

ごっこ遊びでは、子どもは役割を決め、相手の反応を見ながら言葉を選びます。お店屋さん、病院、学校、家族ごっこなどの中で、順番を待つ、説明する、頼む、断る、相談するというやりとりが自然に生まれます。

こうした会話は、語彙を増やすだけでなく、自分の考えを相手に伝える練習になります。小学校受験の面接や行動観察だけでなく、小学校以降の発表、作文、話し合いにもつながる可能性があります。

絵本は、親子の対話を増やす入口になります

絵本の読み聞かせでは、登場人物の気持ち、次に起きそうなこと、絵の細かな変化を親子で話せます。読み終えた後に、どこが好きだったか、どうしてそう思ったかを聞くと、子どもは自分の感じたことを言葉にしやすくなります。

大切なのは、感想を正解、不正解で評価しないことです。保護者が子どもの言葉を受け止めることで、子どもは安心して話す経験を積みやすくなります。

感じ取る力は、体験の幅で育ちます

外遊びは、体と心を同時に使う時間です

外遊びでは、風、音、光、土、水、坂道、友達の動きなど、さまざまな刺激に触れます。走る、止まる、登る、避ける、待つ、譲るといった動きの中で、子どもは体の使い方や周囲の状況を少しずつ学びます。

外遊びを増やせば必ず能力が伸びると断定することはできませんが、幼児期の生活に体を動かす時間があることは、健康や生活リズムの面でも大切です。受験準備が忙しい時期ほど、短い時間でも体を動かす機会を残したいところです。

音遊びや制作は、感じたことを表す経験になります

歌う、リズムを取る、絵を描く、粘土で作る、紙を切るといった活動では、子どもは感じたことを形にします。完成度よりも、試してみる、変えてみる、もう1度やってみる過程に意味があります。

受験準備では、きれいに作る、時間内に終えることが重視される場面もあります。しかし家庭では、子どもが自由に工夫できる時間も残しておくと、表現する楽しさを保ちやすくなります。

やり抜く力は、失敗して直す経験から育ちます

失敗は、すぐに直してあげすぎないことが大切です

積み木が倒れる、パズルが合わない、工作が思った形にならないといった場面は、子どもにとって小さな失敗です。保護者がすぐに正解を教えるのではなく、どこを変えたらよさそうかを一緒に考えると、子どもは試行錯誤しやすくなります。

もちろん、子どもが疲れているときや困り切っているときは、手助けが必要です。大切なのは、放置することではなく、子どもが自分で考える余白を少し残すことです。

小さな達成感は、学習を続ける力につながります

やり直してできた経験は、子どもにとって「もう1回やってみよう」という気持ちにつながる場合があります。これは、小学校以降の宿題、読書、計算、作文、受験勉強にも関係する土台になります。

ただし、粘り強さを育てたいからといって、無理に長時間取り組ませる必要はありません。年齢や体調に合わせて、少し難しいけれど取り組める課題を選ぶことが大切です。

育てたい力 家庭でできる遊び 見守り方
ことばで表す力 ごっこ遊び、絵本、今日あったことを話す 子どもの言葉を途中で直しすぎず、最後まで聞きます
感じ取る力 外遊び、音遊び、絵画、自然観察 感じたことを大人の言葉で決めつけず、子どもの表現を待ちます
やり抜く力 積み木、パズル、工作、手伝い 失敗した理由を一緒に考え、すぐに正解を出しすぎないようにします

小学校受験準備と非認知能力を両立する考え方

受験準備は、生活リズムの中に入る量にします

机に向かう時間だけで学びを判断しません

小学校受験の準備では、ペーパー、制作、運動、行動観察、面接練習など、幅広い内容に取り組む場合があります。どれも受験対策として必要になることがありますが、幼児期の学びは机に向かう時間だけで完結するものではありません。

家庭では、朝起きる、身支度をする、食事をする、片付ける、話を聞く、順番を待つ、友達と遊ぶといった生活そのものも学びとして見られます。準備量を増やす前に、生活習慣が安定しているかを確認しましょう。

評価が続きすぎると、学ぶ目的がずれる場合があります

模試や練習問題は、現在の課題を知る目安になります。一方で、点数や順位ばかりを見ていると、子どもが「間違えたらいけない」「ほめられるためにやる」と感じやすくなる場合があります。

受験準備では、結果の確認も必要ですが、考え方、取り組む姿勢、工夫した点も見てあげたいところです。家庭では、できなかった問題を責めるより、次にどう試すかを一緒に考える声かけが大切です。

幼児教室や教材は、家庭の目的を決めて使います

教室に通う前に、何を補いたいのかを整理します

幼児教室は、受験の流れを知る、集団活動に慣れる、出題傾向を把握する、家庭だけでは見えにくい課題に気づくための選択肢になります。ただし、通えば必ず合格に近づくと断定できるものではありません。

教室を選ぶ前には、子どもが集団に慣れたいのか、家庭学習の進め方を知りたいのか、志望校対策が必要なのか、保護者が情報を整理したいのかを分けて考えましょう。目的がはっきりすると、費用や通塾時間も判断しやすくなります。

教材は、量よりも続けやすさを見ます

家庭学習の教材は、難しいものをたくさん用意するよりも、子どもが取り組みやすく、保護者が見守りやすいものを選ぶことが大切です。対象年齢、1回あたりの時間、親のサポート量、子どもの反応を見ながら調整しましょう。

料金、教材内容、受講条件、キャンペーンは変更される場合があります。教材やサービスを検討する場合は、申込前に公式情報で最新条件を確認し、体験やサンプルがある場合は、子どもの反応を見てから判断すると安心です。

確認項目 見たいポイント 判断の目安
準備時間 平日と休日にどれくらい取り組むか 睡眠、遊び、園生活を圧迫していないか
費用 月謝、講習、模試、教材、交通費 受験後の教育費も含めて続けられるか
子どもの反応 楽しさ、疲れ、緊張、親子の会話 数週間単位で負担が大きくなっていないか
家庭の目的 志望校対策、集団活動、家庭学習、情報整理 目的に合わない講座や教材を増やしすぎていないか

年齢別に見る、非認知能力を育てる家庭の関わり方

3歳から4歳は、安心して遊び込む時間を大切にします

言葉と感情を受け止める関わりが土台になります

3歳から4歳ごろは、自分の気持ちを言葉にしようとする時期です。うまく言えない、順番を待てない、思い通りにならない場面もありますが、その経験を通して少しずつ人との関わり方を学んでいきます。

この時期は、正しく答えさせるよりも、気持ちを言葉にする手伝いが大切です。「悔しかったね」「もう1回やってみたいんだね」のように、子どもの気持ちを言葉にして返すと、感情を整理しやすくなります。

受験準備を始める場合も、短く楽しくが基本です

この時期から受験を意識する家庭もありますが、長時間のプリント学習は負担が大きく感じられる場合があります。数や形、言葉に触れる場合も、遊びや会話の中に入れると取り組みやすくなります。

子どもが嫌がる日が続く場合は、教材の難しさ、時間帯、保護者の声かけを見直しましょう。早く始めることよりも、学びを嫌いにしないことが大切です。

5歳から6歳は、生活習慣と試行錯誤を整えます

小学校受験をする家庭は、準備と遊びの両方を残します

5歳から6歳ごろになると、小学校受験の準備が本格化する家庭もあります。ペーパー、制作、運動、行動観察、面接練習などに取り組む場合は、1週間の予定を見える化し、休む時間も入れておきましょう。

受験準備がある時期でも、自由遊び、外遊び、絵本、家庭での手伝いは大切です。遊びを削って準備だけにすると、子どもの疲れや親子の緊張が高まる場合があります。

小学校入学前は、自分でできることを少しずつ増やします

非認知能力は、特別な教育だけで育つものではありません。朝の支度、片付け、持ち物の確認、あいさつ、順番を待つ、困ったときに伝えるといった日常の行動も、小学校生活につながります。

保護者がすべて先回りするより、子どもが自分で試す機会を少し残すことが大切です。うまくいかない日があっても、次にどうすればよいかを一緒に考える姿勢が、やり抜く力の土台になります。

小学校低学年は、結果より学び方を見ます

点数だけでなく、学ぶ過程を振り返ります

小学校に入ると、宿題、テスト、通知表など、評価される機会が増えます。点数は学習状況を知る目安になりますが、それだけで子どもの力を判断しないことが大切です。

家庭では、どこで迷ったか、どう考えたか、次は何を試すかを一緒に振り返ると、学び方を身につけやすくなります。間違いを責めるより、間違いを使って考える経験を増やしましょう。

中学校受験を見すえる場合も、土台は生活と読書です

中学校受験を将来的に考える家庭でも、小学校低学年では、学習量を増やすことだけに偏らないようにしたいところです。読書、会話、計算の習慣、体を動かす時間、友達と遊ぶ時間は、学びを続ける土台になります。

早い段階から塾や教材を検討する場合は、子どもの興味、家庭のサポート量、睡眠時間、費用を合わせて見ます。学習の先取りよりも、続けられる学び方を整えることが大切です。

教育投資としての受験準備を冷静に見る

費用は、受験前と入学後を分けて考えます

受験準備費は、家庭差が大きい支出です

小学校受験の費用には、幼児教室、季節講習、模試、教材、願書準備、面接対策、交通費などが含まれる場合があります。動画では高額な受験準備費も話題になっていますが、実際の支出は地域、志望校、教室の利用状況によって大きく変わります。

費用を考えるときは、月謝だけでなく、追加講習、模試、教材費、送迎時間も含めて見ます。受験前だけで家計が苦しくなると、入学後の学費や生活にも影響する場合があります。

機会費用も、家庭で見ておきたい視点です

機会費用とは、ある選択をしたことで、別の選択に使えなくなるお金や時間のことです。たとえば、受験準備に多くの時間と費用を使うと、スポーツ、音楽、英語、自然体験、家族旅行、読書、自由遊びに使える時間や費用が減る場合があります。

受験準備が悪いという意味ではありません。大切なのは、家庭が何を大切にしたいかを決めたうえで、費用と時間の配分を考えることです。

集中投資より、子どもの選択肢を残します

受験だけに絞りすぎると、進路変更がしにくくなります

小学校受験に集中して準備する家庭もありますが、子どもの興味や体調、家庭の事情は変わることがあります。志望校が合わないと感じたり、受験を続ける負担が大きくなったりする場合もあります。

そのため、受験する場合でも、公立小学校、国立小学校、別の私立小学校、入学後の習い事や家庭学習など、複数の選択肢を持っておくと安心です。どの進路でも学びは続けられる、という前提を家庭で共有しておきましょう。

合格だけで教育投資の成功を判断しません

小学校受験の結果は大きな出来事ですが、子どもの育ちは合否だけで決まりません。準備を通じて、話を聞く、最後まで取り組む、友達と関わる、自分の考えを伝えるといった経験ができたかも大切な視点です。

受験後も、子どもが学びに前向きでいられるか、親子の関係が保たれているか、生活リズムが崩れすぎていないかを見ていきましょう。

教育投資の視点 確認する内容 家庭での判断
お金 月謝、講習、模試、教材、入学後の学費 6年間の見通しを含めて無理がないか
時間 通塾、宿題、移動、保護者の付き添い 睡眠、遊び、家族の時間を削りすぎていないか
経験 遊び、読書、スポーツ、芸術、自然体験 受験以外の学びも残せているか
選択肢 志望校以外の進路、公立小学校、家庭学習 結果に左右されすぎない準備ができているか

学校選びでは、非認知能力を育てる環境も見ます

ピア効果は、刺激と負担の両面があります

意欲の高い友達は、学びの刺激になります

同じように学ぶ仲間がいる環境は、子どもにとってよい刺激になる場合があります。友達の発表を聞く、協力して課題に取り組む、違う考えに触れる経験は、学びの幅を広げるきっかけになります。

小学校受験で学校を選ぶときも、学校の授業内容だけでなく、子ども同士がどのように関わるか、先生がどのように声をかけるかを見ておきたいところです。

比較が強すぎる環境は、負担になる場合があります

一方で、常に成績や順位で比べられる環境は、子どもによっては負担に感じることがあります。競争があること自体が悪いわけではありませんが、子どもが自信を失いすぎずに挑戦できる環境かを見極めることが大切です。

学校説明会や見学では、評価の出し方、宿題の量、先生の関わり方、困ったときの相談体制を確認しましょう。子どもにとって安心して失敗できる場があるかも、非認知能力を考えるうえで大切です。

家庭文化資本は、高額な教育費だけで決まりません

読書と会話は、家庭でできる学びの土台です

家庭文化資本とは、家庭の中にある本、会話、体験、価値観など、子どもの学びを支える環境のことです。難しい言葉ですが、日常的に絵本や本に触れる、親子で話す、疑問を一緒に調べるといったことも含まれます。

高額な学費や教材を使わなくても、毎日の会話や読書の積み重ねは、語彙や考える力を育てる助けになります。家庭でできることを整えることも、受験準備や学校選びと同じくらい大切です。

家庭の方針を言葉にすると、迷いにくくなります

小学校受験、幼児教室、英語教育、通信教育、習い事を検討するときは、家庭として何を大切にしたいかを言葉にしておくと判断しやすくなります。学力、生活習慣、好奇心、体験、友達関係、費用、通いやすさなど、優先順位は家庭によって違います。

周囲の家庭やSNSの情報と比べると、不安が大きくなる場合があります。情報を参考にしながらも、最後は子どもの様子と家庭の方針に戻って考えましょう。

家庭で今日から確認できる、遊びと学習のバランス

1週間の生活を見える化します

睡眠、遊び、学習、移動を分けて見ます

受験準備や習い事が増えると、何が子どもの負担になっているのか見えにくくなります。まずは、1週間の睡眠時間、園や学校の時間、移動時間、学習時間、遊び時間、親子で話す時間を書き出してみましょう。

厚生労働省の睡眠関連資料でも、子どもの睡眠は健康や生活習慣に関わる重要な要素として整理されています。学習時間を増やす前に、就寝時刻と起床時刻が安定しているかを確認することが大切です。

子どもの変化は、数週間単位で見ます

新しい教室や教材を始めた直後は、子どもが緊張したり疲れたりすることがあります。1回の反応だけで合う、合わないを決める必要はありませんが、数週間たっても強い疲れや嫌がりが続く場合は、進め方を見直す合図になることがあります。

寝つきが悪い、食欲が落ちる、園や学校に行きたがらない、受験や学習の話を避ける、親子の会話が減るといった変化が続く場合は、準備量を減らす、休む、園や教室に相談するなどの対応を考えましょう。心身の不調が続くときは、医師や自治体の相談窓口に相談してください。

学習サービスや教材を選ぶ前に見ること

対象年齢より、子どもの反応を見ます

教材や通信教育、幼児教室には対象年齢が設定されていることがあります。しかし、同じ年齢でも、興味、集中できる時間、得意な活動、疲れやすさは子どもによって違います。

教材やサービスを検討するときは、対象年齢、料金、1回の学習時間、親のサポート量、無料体験の有無、解約条件を確認しましょう。そのうえで、子どもが無理なく続けられそうか、家庭の生活に入れられるかを見ます。

受験対策と家庭学習を分けて考えます

受験対策は、志望校の出題や面接、行動観察に合わせて準備するものです。一方で、家庭学習は、読書、会話、数や言葉への興味、生活習慣など、長く続く学びの土台を整えるものです。

両方を混ぜて考えると、家庭学習まで受験の評価になりやすくなります。受験準備の時間と、自由に考えたり遊んだりする時間を分けると、子どもが学びを窮屈に感じにくくなります。

非認知能力を育てる受験準備は、親子の安心から始まります

受験をする家庭も、しない家庭も、学びの土台は作れます

小学校受験は、子どもの育ちを考える選択肢の1つです

小学校受験は、家庭の教育方針に合う学校を探すための選択肢の1つです。受験をすることが正解、しないことが不正解というものではありません。子どもの性格、家庭の時間、費用、通学、学校の教育方針を合わせて考えることが大切です。

受験をする場合は、合格だけでなく、準備の過程で子どもの意欲や親子の関係が守られているかを見ます。受験をしない場合も、遊び、読書、会話、生活習慣、家庭学習を通じて、学びの土台を育てることはできます。

迷ったら、生活リズムと子どもの表情に戻ります

非認知能力や受験準備について考えると、さまざまな情報が気になります。けれども、最後に確認したいのは、子どもがよく眠れているか、遊べているか、話せているか、学びに前向きでいられるかです。

家庭に合う学び方は1つではありません。教材、幼児教室、学校選び、受験準備を検討するときも、子どもの生活と親子の安心を土台にして、無理なく続けられる方法を選びましょう。

参考文献

文部科学省「幼稚園教育パンフレット」

こども家庭庁「幼児期までのこどもの育ちに係る基本的なビジョン」

文部科学省「学習指導要領『生きる力』」

厚生労働省「睡眠対策」

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