埼玉県で後悔しない幼稚園選びのポイント

埼玉にはおよそ520園の幼稚園があり、その約9割が私立です。首都圏への通勤圏として発展した南部と、田園や里山が残る県北・西部では園の立地条件が大きく異なります。県と63市町村が行う保育料・入園料補助、多子世帯向け減免、JR・東武・西武各線沿線の通園バス網など “埼玉独自” の制度を押さえると選びやすくなります。ここでは園分布・倍率カレンダー・補助制度・通園サポート・特色教育の5つの柱で、最新事情を整理しました。

埼玉県の地図

重要な5つの柱

1. 園の立地と通園スタイルを把握

さいたま新都心・川口・所沢などJR・私鉄駅前はマンション併設園が多く徒歩送迎が主流。熊谷・深谷・秩父方面は送迎バス+自家用車が中心で、園庭が広く畑を併設する園も。朝7時前から駅送り専用シャトルを出す園や、県東部(春日部・越谷)ではつくばエクスプレス利用家庭向けに夜19時まで延長する園が増えています。

2. 「埼玉方式」出願カレンダーと倍率

私立は10月15日願書配布→11月1日選考が県内統一日程(通称埼玉方式)。2024年度の最高倍率はさいたま市浦和区の私立で4.1倍、草加市の市立で1.5倍でした。6月〜9月の見学会は週末開催が少ないため、夏休み前に平日見学が必須です。

3. 県・市町村補助で実質負担を圧縮

私立年間費用は45〜55万円が目安。県「父母負担軽減補助」:年最大18万円+入園料5万円、さいたま市:保育料月1万円・多子世帯は月1.5万円上乗せ、川越市:給食費月4,500円全額補助。例)県補助と市補助を合わせると、年収750万円世帯でも実質負担は約32万円まで下がります。

4. 通勤者向けサポートと長時間保育

私立の約70%が18時30分まで延長保育。県北工業地域(羽生・行田)は早朝6時30分開園、物流拠点のある久喜・加須では20時まで夜間保育を実施する園も。無償化上限を超える延長費は市町村が月2,000〜12,000円助成するケースが多いため、勤務シフトと照らして確認しましょう。

5. 特色教育で選ぶ埼玉らしさ

県西部の園はサツマイモ掘りやブルーベリー農園体験、さいたま市は鉄道博物館と連携したSTEAMプログラム、秩父は森林セラピー保育が人気。荒川・利根川流域の園では水害避難訓練を年3回実施。見学時は体験授業と防災マニュアルの掲示を必ずチェックしてください。

参考サイト

埼玉県 統計年鑑 令和6年 教育・文化編
埼玉県 私立学校 父母負担軽減補助
さいたま市 幼稚園就園奨励・保育料補助

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